少しアップだとこんな眼をしてる。。 | 本橋ユウコの部屋

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はいはいどうも。

毎度(しつこいな…)ドラマ「ハゲタカ」二次創作漫画『Blue Winter』の、”まさぼ~”ことヤングワッシーですよ。。顔色よくないですね(笑)。
茶髪だし眼鏡もデカイけどそうなんですよ☆
※ドラマ公式様とキッパリ区別するために見た目・呼び名等を変えております(←棒読み)

なんか、一番「念」(笑)を込めた表情が引きだと良く見えない?とか思ったんで、個別で寄ってみた。

…とはいえ外見の印象、大分近づいてきましたかね?スーツだし。
ドラマ一話あたりの「大人バージョン」に。。
(この時点ではまだホライズン関係ありませんよ。まだハナシ途中だから途中…汗)


二次漫画知ってる人は、スタート時からの違い、わかって頂けるかと思うんですが(え?わからん?!爆)

「眼」がね~冷たいですよねぇ。。何でこんな子になっちゃったんでしょうね~??(お前…っ!失笑)


自分の中では、ですが、これ最上級に「冷たい眼差し」ですよ。

ある意味、もし彼が”このままの状態”で本当に「安定」してしまってたら、たぶん「人間性的には再起不能」だったかな?というくらいのつもりで描いてます。

三島製作所という「最後に帰る場所」さえも失っていたかも…。
(そしたら、映画の劉みたいになるんかな?)


私にとっては、鷲津という男がダークサイドの深度で言うと相当のところまで進んでしまっていながら、どうして、あのドラマの最後で「戻ってこれた」のか?ということに一番興味があって、それにこだわってもいて。。

たぶん、それって、本人の生まれつきの性質、も勿論あるとは思うんだけど、でも、それだけじゃやっぱ無理だろうな…とかも思って。


正直言って、私は、あの純粋無垢な三島由香ちゃんにさえ、ダークサイドはあったと思うんですよ。
「あの時」の、あの状況では、どうしたってそれ以外ありえない。

…彼女を救ってくれたのは、きっと大空の大木会長の存在、だったと信じている。

あんな酷い目にあった一人の若い女の子が、それでも「人間」や「社会」というものに絶望せずに、それどころか「なんでなんだろう?!」とかストレートに疑問を追及して経済ジャーナリストを目指す…とか。もう見たくも無いとか思うんじゃなく、とことん知ってやろう!と前を向いて生きられた。

それを許してくれた存在が、とても大きな安心感で包んでくれる力があの会長にはあったのだろうと。

…であればこそ、戦後の焼け跡から高度成長、バブル崩壊後に至るまで、多くの失意の日本人にとって「魂の拠り所」になりえた人だったのだろうと。あの人の存在というのは。

逆に言うと、それほど重いものに、”あの方”は耐えてきたのだなぁ…と。



でもって鷲津の方ですが。

大木会長という偉大な支柱の存在しない、弱肉強食のマネー資本主義の総本山、アメリカに単身のりこんで、金もコネもなーんにも持たずに…。ましてはあれほど深い心の傷を抱えていて…。


それで、どうやって精神を崩壊させることなく、まがりなりにも”立ち上がって前を向けた”のか?


ギリギリの淵に立ちながら、どうして「人間」に完全には絶望しないでいられたのか?
その時、誰が、どんな風に近くにいたのだろう?

大木会長ほどの安心感ではなくても、確かに「誰か」がいたのだと思わなければ説明がつけられない。
…若さというのはそれほど、ひ弱くて、無力だ。


人生でもっとも絶望(あるいは死にさえも?)に近かった時間を、一体、どんな相手と?

そうして彼が”乗り越えた”ものとは何だったのだろうか?


…ここらへん、実は、ストーリーはもう出来てるとは言いつつも、結構「描きながら考える」状態な面をあったりもして。。(汗)それでなかなか進まないのか…お前…(苦)。

探る過程で、別に色々と番外編みたいのがどんどん派生してしまって、しまいに収拾が。。(笑)
いやでも描きます、全部描きますよ。たぶん。気がすまないから☆



最後の最後の二次ストーリー漫画を描き終えた時。


”私の”鷲津は、果たしてどんな「顔」になっているだろう?