昨日、伊勢のおじさん（いつもおっちゃんと呼んでいますが…）突然亡くなりました。
心筋梗塞です。
このおじちゃんは、私のおばあちゃんの弟で小さい時にはいろいろ事情があり、
一緒に自宅でよくご飯を食べていました。
年齢は８０代なのですが、現役の時は大工さんをしていました。
小学校2年生の時に今の実家の家は建ちましたが、おっちゃんに建ててもらいました。
いつも元気で、声が大きく、私の顔を見るといつもニコニコ。
おっちゃんが家を建てている時には、よく様子を見に行きました。他の大工さんの分のアイスクリームも
お使いでよく買にいきまいた。
夏の夜店になれば、私が両親に夜店に連れて行ってもらえなくて、いじけていると、
いつもおっちゃんが「さあ、いこん」（伊勢弁では、さあいこう！）と声をかけてくれ、
両親がだめだというひよこもハムスターもみんなおっちゃんが買ってくれました。
そのひよこもハムスターも私なりに可愛がって育て、今となってはよい思い出、経験になっています。
ひよこは鶏になり、その鶏にはなぜか「ちょぼきち」というへんてこりんな名前を付けて、一緒に散歩に出かけ、バッタをとっては、ちょぼきちがたべる、採ってはたべる・・・なんてこともしたかな・・・
そして、ホルモンの味を教えてくれたのもおっちゃんでした。
私と妹を線路沿いの赤ちょうちんがぶら下がっているホルモン焼きのお店に連れて行ってくれました。（普通は子どもを連れて行くようなお店ではなく・・・おやじしかいないようなお店です）
美味しかった。味噌だれとホルモンもバランスが良かった
おっちゃん、この夏は伊勢に帰ったけど、会えなくて本当に残念。
おっちゃんの声高らかに笑う顔が思い出される。
おっちゃんも辛いことは沢山あっただろうけど、笑い飛ばすおっちゃんは素敵だったな。
ばあちゃんが昨日電話で「優しい男だったのに」といった言葉が耳に残る。
弟を送るばあちゃんの気持ちを考えると胸が痛い。
一人暮らしの弟を気遣うばあちゃん。最後に電話をして何分か後に亡くなったと思われる・・・・
おっちゃん、ありがとう
ほんま、ありがとう
安らかに・・・天国でも笑い飛ばして・・・今日は行けなくてごめんね。