精神病院入院記  19 | 記録として残しておく

記録として残しておく

過去の記録です

今回は、

「途中経過」

について書きます。

 

 

 

 

入院10日目から

筆記用具の所持が

解禁になったので、

ノートに日記を

つけることにしました。

何か書いていると、

その間だけは

少し苦しみが和らぐ

感じがあるのです。

 

時間だけは

腐る程あるので、

細かい事までビッシリと。

トイレに行った回数までも

記録したりしてます。

 

それとやはり

現在の心境についても、

書く。書く。書く。

 

遺書か!

と思う程、

死ぬほどネガティブな内容が

毎日こと細かく綴られていきます。

でも、

全てこれが今の本音。

 

 

さて、

その後入院して

約3週間が経ちました。

抗うつ剤の効果が表れ始めると、

主治医さんがおっしゃった3週間です。

 

何にも変わってないやないか!

 

未だに隙あらば

”死神”が降臨しようとするし・・・。

でも、

頓服無しで

なんとかやり過ごしてはいけるように

なりました。

(そこはちょっと進歩か)

 

最短、

3週間で退院出来る

希望を抱いていましたが、

今月(7月)いっぱいまでは

取りあえず延長することにしました。

 

今、退院したら入院した意味が無い。

 

 

 

 

 

本心では、

離婚なんてしたくない。

子供達と毎日一緒にいたい。

出来ることなら

嫁との関係も修復したい。

元通りに戻りたい。

だけど、

きっと、

もう絶対無理なんだろうな。

 

いつも考える。

もし、

結婚してない人生だったら

自分はどうだったのかと。

 

お気楽な独身生活。

 

でも、40歳を超えた辺りからきっと

”結婚すれば良かった”、

と後悔したような気がする。

 

家庭を持ちたかった、

子供が欲しかった、

と思う、と思う。

 

ベビーカーを押しながら

談笑する夫婦を見る度、

なんとも言えない気持ちに

なったような気がする。

 

夢中になれる趣味も無く、

ひとりぼっちの自分の人生は

一体何だったのだろうかと、

何の為に生きているのだろうかと、

さらに歳をとってから

激しく後悔する様な気がする。

 

そう考えると、

この約10年感は

良い夢を

見させてもらったのかもしれない。

 

かけがえの無い経験を

させてもらったのかもしれない、

とか思う。

 

子供とも

縁が切れたわけでは無いし・・・。