精神病院入院記  18 | 記録として残しておく

記録として残しておく

過去の記録です

今回こそ、

「リングの貞子」

について書きます。

 

 

 

 

さて、

自分には怖いものが3つあります。

 

①ヘビ

②幽霊

③巨大物(巨大物恐怖症というやつです)

 

ヘビ&巨大物に対する恐怖心は

生理的かつDNAに

組み込まれてるようで、

克服不可能なようです。

 

幽霊に対してはちょっと違う。

過去のいろいろな

マンガ、テレビ、映画などから

埋め込まれた

トラウマのような感じです。

心理的な怖さです。

 

アラフィフにして

幽霊が怖い自分の方が怖いわ。

 

一番怖い幽霊のイメージは、

20歳~30歳ぐらいの女性で、

黒髪長髪を前に垂らして、

顔が覆われてる姿。

服装はズボンでは無くスカート。

 

ずばり

映画「リング」に登場した

”貞子”そのものです。

 

貞子はいまだにかなりのトラウマです。

メッチャ怖かったなあ。

 

でも、

考える。

 

今現在、

自分が貞子に遭遇したら

どうなのか?

 

深夜の病院というと、

おどろおどろしいイメージですが、

今いる病院は

全然そんなことありません。

 

消灯時間になっても、

窓から廊下の灯りはもれてくるし、

患者の状態が確認出来るように

室内は真っ暗では無く

常夜灯が灯される。

NSは近くにあるし、

2時間に1回は

看護師さんが巡回されている。

 

幽霊の出番が無い環境です。

 

 

 

ならば妄想を働かして・・・。

 

 

自分1人だけ

病棟から遠く離れた

病室に入院されられたとする。

そこは古びた日本家屋。

 

周囲は木々に囲まれ、

夜になったら真っ暗。

聞こえるのは虫の鳴き声。

でも、

今の自分の精神状態なら

ここを怖いと思わない。

 

そして、就寝時間。

 

部屋には灯りは無く、

窓から漏れる月明かりのみ。

 

部屋の隅には

なぜか古びたテレビが1台。

 

なかなか寝付けない真夜中、

突如テレビの電源がつく。

 

そして、

映画のように

”貞子”

自分の前に姿を現す。

扉の前に立たれ、

窓は嵌め殺し、

逃げ場は無い。

 

対峙する自分は、

24H苦悩状態の超うつ病。

 

「貞子」vs「うつ患者」

 

多分、

今の自分なら

この状況でも

そんなに恐怖を感じないだろう。

 

一時だけでも

この苦悩を忘れられるかも、と。

 

どうする?

 

どうやら貞子に睨まれると

心臓が止められるらしいので、

いっそ睨んでくれちゃっても

もう良いのだが・・・。

 

でも多分、

倒しにかかると思う。

 

体勢を低くし飛び掛かり

貞子の両足へ

吉田沙保里ばりにタックルをかまし、

グラウンド状態に持ち込む。

そこから一気に馬乗りになり、

ボッコボコに殴る!殴る!殴る!

 

 

 

勝者。

「うつ病患者」。

 

 

 

 

 

 

まあ、

それぐらい

今の精神状態がキツイ、

というたとえ話でした。

 

お付き合いありがとうございました。