ドーマ王国の現在の王、それがナジャ14世である。

父親でもある先代の王を殺して自分が王位に就いた。それが13歳の時。

初登場時は17歳。知識欲が旺盛で、リュウを敢えて野放しにする大胆さを見せる一方で、かなり保守的な人物である。

そしてリュウの伝説にかなり怯えていて、リュウにその事を突かれて内心で動揺しており、サルに彼の動きを逐一報告させていた。

そして前線に出れば10万のドーマ軍を自分の管制課に置いてレダの反乱やケッペルの謀反を短期間で鎮める鮮やかさを見せ、特にケッペルの謀反の時は、リュウが塔の村で見せた奇跡を逆に利用して、彼が新たに起こした奇跡を撃破する柔軟性も持っている。

その一方で自分以外を信じず、全ての知識を独占しようとする悪癖があり、それを遠い祖先に見抜かれて・・・

恐らくだが、先代の王は解明的な性格だったのだろう。そして現在の体制に行き詰まりを感じ始め、改革を志したのかもしれない。恐らくは政治経済の本を熱心に読んだのだろう。

一方でナジャ14世は大胆な改革を嫌い、その一方で戦記物や英雄譚を好んで読んだと思われる。