銀英伝一の豪傑で野蛮人な、ある意味では銀英伝一不遇な人物。
敵である自由惑星同盟からは「ミンチメーカー」と呼ばれ、ラインハルト陣営からは「野蛮人・人を殴り殺すために生まれてきたような男」と蔑視され、銀英伝ファンからは「石器時代の勇者」と呼ばれるなど、散々である。

しかも、本伝でも外伝でも前線には出てくるが、本来敵である同盟軍と戦っている場面がついに出て来なかったという、斜め上の変り種。
「マヴァール年代記」の登場人物のドラゴシュと比べる向きもあるが、オフレッサーは彼ほど人格的に壊れてはいない。そうでなければ下級貴族出身の成り上がり者の彼が上級大将まで出世する事はなかっただろう。
彼の好戦的かつ豪放磊落で野方図な態度は、武人肌のミュッケンベルガー元帥とは、わりかし相性が良かったようで、初登場のラインハルトの元帥昇格式典で会話を交わしている。

リューネブルク少将にハッキリと彼の事が嫌いと正面切って言っている事から、煩わしい駆け引きは彼自身も苦手であり、また、一切受け付けないある種の頑固さも持っている。

大声で相手を威嚇する輩は、大抵は中身がスカスカで、大声程の実力がないのを隠す手段とするものだが、オフレッサーの場合は中身がぎゅうぎゅうに詰まっているので、相手が感じるプレッシャーは想像以上の物となる。
彼は単純かもしれないが、それは価値観に限った事で、他人に容易く操られるような馬鹿ではなかった。リューネブルクにはそれが分かっていなかったのだ。
何かの薬を使って自身の戦闘力を上げて、レンテンベルク要塞の第6通路攻防戦で人間離れした活躍を見せているが、過去にも似たような状況で同盟軍を撃退したのかもしれない。過去の成功体験が、今に繋がったのだろう。

しかし、薬を使ってるという事は、理性も吹っ飛んでいるという事で、案の定ラインハルトを禁句のオンパレードを並べ立てて激怒させてしまい、挙句の果てにオーベルシュタインの小細工の道具にされて、アンスバッハに射殺されてしまう。

彼は銀英伝では珍しい、正に自らの築いた屍の山の上に地位を確立した人物だったが、それだけに提督連中よりも、殺した人数が格段に少ないと言える。
開戦の度に10万から100万の死者が出るのが銀河英雄伝説という世界なのだから・・・
キャラクターデザインは当時雷神ふいるむ所属の冨沢和雄氏が担当している。
モデルはプロレスラーのブルーザー・ブロディ。こちらも2メートルの巨漢で、抗争相手に刺されて死亡している。

*参考までに銀河英雄伝説4EXでのオフレッサーと同盟軍のシェーンコップの能力値も載せておく。
左から統率 運営 情報 機動 攻撃 防御 陸戦 空戦 政治工作 情報工作 軍事工作の順番である。
オフレッサー
9 4 2 8 4 18 100 8 500/+10 1000/+ 2 8000/+16
シェーンコップ
20 32 18 34 27 33 100 20 500/+ 2 1000/+ 2 8000/+16
銀河英雄伝説4EXでは軍事工作値は『占拠(4000)』と『占拠の無効化(4000)』の実行に必要なので、シナリオ『第13艦隊誕生』の初期の段階でシェーンコップを要した第13艦隊によるイゼルローン要塞占領を阻止できるのは、実質オフレッサーだけである。