湯川正がナジャ14世に語った話では、世界各地に5台の同型機があり、それらに人類の管理を任せようと試みたが、その途中で核戦争が始まり、ドーマIVは一台を残して全て失われた。
そして残った一台は生き残った人類のために新しいプランを作った。
それは言ってしまえば一部の人を除いて人類をバカにすること。
しかしそれはドーマIVの様な人間の一面しか見れない機械か、余程の自信家(そういう人は知識量は凄く、行動力もあるが大抵独り善がりで意外と現実を見ていない。インテリの革命家によくあるタイプ)しか考えつかないだろう。
そして恐らくはそれが祟って徐々に機能を失い、ナジャ14世の時代には完全に巨大なガラクタなっていた。
ドーマIVは過剰共言える装備で守られていた。核爆弾から身を守る為か、ドーマ計画に反対するテロ組織を撃退する為かは今となってはわからない。
しかし正によって機能の一部を復活させられ、それによって自らが作ったドーマ王国を文字通り崩壊させてしまった。
正は人類は文明を使いこなせなったからドーマIVのプランに全てを委ねたとリュウに言った、しかしドーマIVのプランは全ての問題を遥か未来に先送りしたに過ぎなかった。
*ドイツのザクセン州にある都市の名前ではない。念のため。
*ドーマIV以外にも、他の漫画やゲームで機械が人類を支配したり、神になろうとしたりといった世紀末を描いた物が幾つかあった。
GREYのTOY
レア・ガルフォースに出てくるMME(Man Made Existence=人工生命体)の総統
メタルマックスのノア
そしてターミネーターのスカイネット