赤坂竜二は学校からも校内の不良グループからも孤立している喧嘩っぱやい一匹狼。
見た目は普通で、リーゼント頭をしたり改造学ランを来ているわけではない。そのことからシングルマザーで、彼を養う母親に対する最低限の気遣いはしているようだ。
その一方ですぐにカッとなりやすく、不良グループに絡まれた時にそれが出ている。
そんな彼が謎のタイムスリップをして風と出会い、風の父のレダと不本意な戦いを強いられ、行く先々で様々な奇跡を見せ、遂には、かつての関東平野を支配していたドーマ王国を滅ぼす。
赤坂竜二自身は普通の少年で、何かスポーツや武道をやってる訳でもない。同時期に連載していた少年サンデーの主人公の中では最も地味な部類に入るし、師匠らしき人もいない。少年ジャンプなら早々に打ち切りなっていただろう。
そんな彼が見せた奇跡は殆どが、当時の現代人の多少の知識と技術、それと思い切りの良さがあれば出来る事だった。
その奇跡とは・・・
エノス村で祈禱師のお祈り抜きで怪我人を治してしまう。
エノス村に攻めてきたファーの軍勢を拳銃で追い払う。
塔の村で邪魔になっていた大岩をバズーカ砲で吹き飛ばす。
ジュカの村で獣鬼を倒して空を飛ぶ。
これはテレビ番組でみたハングライダーの操り方を必死で思い出していた。
セパ市に押し寄せたファー率いるドーマ軍を戦車で撃退する。
ちなみに自衛隊の74式や90式ではなく、イギリスの第三世代主力戦車チャレンジャーである。多分ドーマに挑む挑戦者とチャレンジャーを引っ掛けたのだろう。
ちなみにナジャ14世は、ファーにセパ市攻略を任せて、自分は10万のドーマ全軍を率いて塔の村を攻め落とし、バズーカ砲を入手してチャレンジャーを誘き寄せ、見事に撃破している。
ユートピアで停電を直す。
竜二自身も度重なる挫折と、それを乗り越える不屈の精神力を持っていたが、ドーマ王国をリュウとその協力者だけでは最後まで倒せなかった。ドーマ王国を倒す一撃を放ったのは・・・