今年の1月に還暦を迎えた私、3月31日に勤務先の定年を迎える。
仕掛り中の業務があり会社には嘱託として残ることとなり、定年の日は出張先で過ごすことになる。
そんなわけで、1月末から2月中旬にかけての前回の帰国の際には、還暦祝い及び定年祝いとして普段は行かない食事処を奥さんと巡った。
1軒目は誕生日の夕食を彩ったしゃぶしゃぶ屋さん。系列店だけど店員さんが和服を着ていて配膳した料理の説明をしてくれるレベルのお店。自宅近くにあるけど過去には親族の法要の際にしか来たことがない。天ぷらや刺身、肉寿司からしゃぶしゃぶに繋がるコースを注文し、メインのしゃぶしゃぶ最初にお肉の火の通し加減を店員さんが教えてくれた。子育て時代にはしゃぶしゃぶと云うと食べ放題のお店と決まっていて、それはそれで美味しくて満腹感も満点だったけど、この日の」しゃぶしゃぶはその頃とは違う種類の幸福感を満喫した。
2軒目は東京駅前のKITTE丸の内にある象印食堂。象印の10万円クラスの炊飯器で炊き上げたご飯が食べられることで有名。以前にお昼の情報番組で見た記憶があり、それから相当な時間が経過したのでブームは沈静化したかなと期待しつつ2月10日に予約も事前調査もせずにお店に直行した。結果は「1時間から1時間半待ちです」と整理券を手交され、暫しビルのバルコニーからの眺望やらビル内のテナントを散策して楽しんだ。
1時間後、待望のご飯と対面。ご飯は炊き方とブランドとブレンドの違いで3種類あり、一度に2種を注文できてお代わりは自由。美味しく頂いた後の感想として、我が家では今既に長く使っている安物の炊飯器のままで良いという結論となった。
3軒目は浅草のすき焼きやさん。こちらは昨年のマイレージの特典としていただいたのでレストランのバウチャーを使用して予約した。バウチャーの有効期限が3月末に切れるので、出張前に慌てて予約した次第。昨年は同じバウチャーで都内の某ホテルのレストランで鴨料理をいただき、普段の暮らしとの別次元感を楽しんだけど、今年は少し身近なところですき焼きに決定。
メニューは航空会社のバウチャー利用のため、予め決められているものを頂戴した。
生まれてから還暦になるまで、すき焼き肉の正式な焼き方を教わったことがないので、これを機会にと楽しみにしていたけど、あまりかしこまる必要がないことを習得できた。
勿論、美味しくいただきました。因みに2軒目と3軒目は同じ日に回りました。グルメな1日でしたわ。