トキメキに空気を入れて | 猫より眠たがり

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出張の備忘録と、出張先での安泰な生活ぶりを日本に伝える緊張感のないブログです。
仕事仲間にばれないように、記事はアメーバ限定公開。
帰国中は記事の更新は行いませんぞ。(キッパリ)

アパートの契約には1台分の屋内駐車場もついていて、Escape 2はそこに駐車している。贅沢。

さて、アパートの自室に保管している空気入れを持って駐車場に下り、自転車のタイヤに空気を入れようとしてハタと悩んだ。

 

自転車のタイヤ(チューブ)のバルブにはイギリス式、フランス式、アメリカ式の3タイプがある。私が幼少期から50年余り乗り継いできた数々の自転車のタイヤはイギリス式で、このタイヤのパンク修理はお手のもの。唯一、折り畳み自転車のTernはフランス式のバルブが使われていて、出張前にタイヤに空気を入れようとして方法が判らずに困ったばかり。フランス式のバルブはスピードが出る細いタイヤの自転車で使われているようで、空気圧の高いタイヤ向けのよう。空気圧が高いのでパンクした場合には修理とはならずチューブ交換となるみたい。アメリカ式のバルブは自動車のタイヤで使われていることは知識として知っていた。

 

で、Escape 2のバルブ、自転車のバルブとしては見慣れないタイプ。出張前に扱いに悩んだTernのフランス式ではない。私史上初めてのアメリカ式のバルブだ。購入していた空気入れはイギリス式、フランス式、アメリカ式のいずれのタイプにも対応できる製品で、圧力ゲージも付いているので問題ないが、バルブとの繋ぎ方が判らない。出張前にTern(フランス式)の空気を入れ損なった悪夢が蘇る。

 

ここで、今更ながらフランス式のバルブの空気の入れ方をググって習得。あぁ、バルブ先端のキャップ状のねじを緩めて空気入れのアダプターを差し込み、アダプター背面のレバーを立てるのが正解だったのか。。空気が入らなかった訳だ。

同様に、アメリカ式のバルブでも空気入れのホース先端のアダプターをバルブに差し、アダプター背面のレバーを立てれば良いことが判った。ただし、アダプターをバルブに差したら直ぐにレバーを立てないとタイヤの中の空気が抜けてしまう。この点は、バルブの中にある虫ゴムが逆止弁となり空気漏れを防ぐイギリス式のメリットを感じる。ただしイギリス式では虫ゴムの劣化による空気漏れが発生することがデメリットか。

 

ここまで学習したところでEscape 2のタイヤに空気を入れた。案の定、空気圧はヘロヘロだった。メーカー指定の空気圧は判らないので、空気入れの圧力ゲージに示されている推奨値の上限まで充填。また、日本から持ってきていた工具を使ってシートの高さを調整し、LEDテールランプを設置して整備終了。

 

さて、乗り味は劇的に改善。楽しいです。早速アパート裏手の山に広がるサイクリングロードを初訪問。

『指定された車線を走行すること、自転車が正常に動作することを確認すること、ヘルメットとライトを装備すること、慎重な速度を維持すること、左側通行、歩行者、自動車、動植物を尊重すること、建物内には立ち入らないこと。』

ヘッドライトが無いけど今日はご容赦ください。

 

他の自転車に出会うこともなく、人の気配もない。かつて米国が租借していた土地に、その面影が残る建物の廃墟が並んでいる。一部の建物には明かりが灯っていて今も使われているのかも知れない。アパートの裏手、事務所の近くにこんな風景が広がっているとは知らず、とても新鮮だった。

けれども、この道路も米国が整備したままなのかもしれない。タイヤの空気圧を高めたクロスバイクには路面の凸凹が厳しい。アパート周辺には他にも山の中を走るBike Trailがあり、MTBであればそちらも楽しめたかも。クロスバイクではなくMTBにすべきだったかという思いが頭をよぎったときに、目の前に小さな生物を発見・・・

ビックリマーク

 

体調僅か80cm程のヘビ。きっと子供。だけど私はヘビが超苦手。この国にはいろいろなヘビがいることを思い出してしまい、もうダメ。道路を覆うように繁る木々の上にも居そうな気がして、体調2mとか3m級のヤツが目の前を横断しそうな気がして、緑に囲まれたサイクリングロードが急に怖くなった。山の中のBike Trailなんてとんでもない。クロスバイクで正解!

 

その後は、整備された幹線道路沿いの自転車道を快適に走り回った。ロードバイク乗りの団体に追い越されながらも、あちこちお気楽な探索を楽しんだ。次回の帰国時にはLEDヘッドライトとスマホ固定用のホルダーを探してこよう。

トキメク楽しいおもちゃをGETしました。