2022年9月17日、めでたくノートオーラが納車となった。
アポは朝11時、ディーラーまでは自宅から車で5分の距離ということで、10時45分頃に奥さんがヴォクシーから最後まで残っていた小物を下ろし、ナビのメモリをクリアしてお別れの準備を完了。やがてディーラーに向けて出発。2008年8月からお世話になったヴォクシーの走行距離は98,000kmだった。快調なので、きっとまだ東南アジアで第二の人生を送るんだろうな。
お世話になりました。
ディーラーでの納車手続きは1時間半ほどかかった気がする、といっても私は出張中のため現地には立ち会えず。奥さんから時折届くラインのメッセージから想像を膨らますことくらいしかできない。発注後に追加注文したディーラーオプションの代金を支払ったり、納車祝いの花束を頂戴したり、日産コネクトの説明を受けたりとタスクは盛りだくさんであったみたい。室内から移動していよいよ実車に対面というところでラインの連絡が途絶えた。おそらくセールス氏から操作のレクチャを受けているんだろうと想像。ヴォクシーとは運転姿勢や視線の高さが異なるし、ハンドルはクイックだし e-powerだし自動パーキングだし、、、奥さん、運転に戸惑うんだろうなと心配していたけど、次に届いたラインは自宅の駐車場からだった。ミラーの見栄具合に違和感があったようだけど、何も心配する必要はなさそう。
さて、私は未だ実車には対面していないけど、奥さんから送ってもらった写真を見る限り、サイズも色も我が家に丁度良い感じで大満足。ディーラーオプションのコーティングも良い色艶を見せている。この手のコーティングやマットはディーラーの稼ぎどころだとかぼったくりという話も聞こえるものの、車両代金の値引きを大きく見せるための行って来いみたいなものと解釈、また実際に値引きもして貰ったのでそれで良しとした。
結婚前、奥さんは赤いカローラII、私は白いカローラFXに乗っていた。カローラIIは1300cc の4速MTのパワステなし、FXは1500ccの5速MTでパワステはあるけどパワーウィンドウはなし。でもサンルーフ付きだったと思う。本当は1600ccのツインカムのFXに憧れていたんだけど手が届かず、それでもタイヤをインチアップしてダークメタリックのアルミホイールを履かせ、とても気に入っていた。
やがて結婚してカローラIIは手放して貰い、FXが2人の愛車になった。ある日、奥さんが白いFXのハンドルを握って颯爽と走っていく姿を見てカッケーと感じたのを今も覚えている。場所は八王子市の野猿街道。帰宅中に歩道を歩いていたところ、反対車線に見覚えのあるFXの姿が見え、全開にした運転席の窓から赤いセーターを着て眼鏡をかけ真っすぐに前を見ている小さな奥さんの姿が見えた。目は合わなかったけど乗りこなしている感が反対車線まで漂っていて、1600ccツインカムでなくともかっこ良かった。
今回、オーラに決めた時にも当時の記憶が蘇った。オーラやFX、カローラIIのカテゴリーの車は、結婚当時は2BOX、今はコンパクトと呼称が変わったようだけど、年を重ねた私ら夫婦は再びコンパクトが似合う年頃なんだと思う。奥さんが颯爽と乗る場面を早く見てみたい。ミニバンやプチバンよりもとても格好良く似合ってると思う。
さて、オーラの決め手は昔のノスタルジーだけではなくて、お世話になったセールスさんの人柄にもあった。
まさに今がそうであるように私は出張族なので、留守中のケアのため、車のことは信頼できるセールスさんの存在が不可欠。そんな中、ヴォクシーでお世話になっていたディーラーのセールスさんは最近営業がアグレッシブだなと感じていた矢先、12ヶ月点検でオイル添加剤やら何やらと勧めてきた。走行距離が年間3,000km弱、6ヶ月点検、12ヶ月点検を欠かさずディーラーで済ませてオイル交換も任せているのに、13歳を超えたエンジンに何故に今更添加剤が要る?と疑心暗鬼となり、この人には任せられないと判断した。
オーラが納車されてから数日後、ヴォクシーでお世話になっていたディーラーから封書が届いた。閉店のお知らせだそう。
トヨタは販売チャンネルが整理されて同じ看板を掲げるお店が沢山誕生したので、その関係なのかも知れない。
あぁ、それでセールス氏は車を売り急いでいたり、点検で余計な物を売りつけようとしたのね、と妙に納得。
だけど閉店の案内によれば、担当セールス氏は我が家から遠い店舗に移動とのこと。購入後の付き合いはしない前提で車を薦めていたんだなと気付くとディーラーを変えて良かったと思う事しきり。
帰国まで、まだ暫くは奥さんに送ってもらったオーラの写真を眺める日々。
次回帰国の際にスタッドレスタイヤへの履き替えを計画しており、純正のアルミにスタッドレスを履かせ、夏用タイヤは新規にダークグレーのスポークタイプのアルミを買ってそれに履かせようと企んでいるところ。やっぱりノスタルジィなのかな。