パナマ到着 | 猫より眠たがり

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出張の備忘録と、出張先での安泰な生活ぶりを日本に伝える緊張感のないブログです。
仕事仲間にばれないように、記事はアメーバ限定公開。
帰国中は記事の更新は行いませんぞ。(キッパリ)

眠いけど眠れない。お腹はすいていないけどホテルに着いてから夜中にお腹が空くと困る。
この便で出る機内食に手をつけるか、或いは食事はキャンセルして睡眠に没頭するか…
前列左側の1A,1B席のお二人は気があったらしく、大きな声で談笑している。お酒を何杯もお代わりして話は盛り上がる一方。酔っ払いの英語は聞き取れず、何を話しているのかは不明。

アトランタ-パナマ間は地図でみると近そうだけど、飛行時間は3~4時間かかり、成田を起点に考えると成田~台北間よりも遠い。だから温かい(温められた)機内食が出る。アテンダントさんがメニューを告げてくれたけど周囲の音(前列左側の酔っ払いの談笑を含む)にかき消されて聞き取れず、面倒なので隣席のテーブルにあった野菜が盛られた料理を指差して「同じの」と注文。

何が来るかと思いきや「パスタです」器に盛られた野菜の下には、ラビオリが幾重にも重なっており、直感的に食べきれないと感じさせるボリューム。更にサラダ、パン、マンゴーのシャーベットが付いてきた。食欲としてはパンとサラダとシャーベットだけで丁度いい感じだけれども、食事を残すのが厭われる世代(貧乏性とも言う)なので、ついついラビオリにも手を付けてしまう。また、ラビオリだけで済ませておけばいいものを、パンについてくる花をかたどったマーガリンを見ると、これをそのまま廃棄するのもは厭われるとばかりにパンをちぎってはマーガリンを載せて食べてしまう。

しかも、ラビオリの中身はチーズ。あまりお腹が空いていないところに、大盛りのチーズ入のラビオリが来た。半分も撃墜できずに悟りました、ギブアップ。お代わりして2杯目が注がれたトマトジュースを飲み干すのも苦しいほどに満腹。今回の渡航の機内食はハズレばかりだった。

もはや出発してから何時間が過ぎたのか、到着するまであと何時間かが判らない。アトランタとパナマ間の便ではいつもこの感覚に陥る。太平洋便よりも飛行時間は短いけれど、自分が楽しめるアミューズメントが装備されていないからだろうか。シートの背もたれをできるだけ倒し、毛布に包まって左前席の男性2名にアテンダントのおばさん1名が加わった談笑を子守唄にして寝ますか。

暫くすると(時刻は不明)、機長のアナウンス。でも着陸予告ではなかった。

さらに暫くすると(時間は不明)、アテンダントさんから着率体勢に入るとのアナウンス。PCなどの電子機器は電源を切るようにとの指示。

さらにさらに暫くすると(時間は不明)、アテンダントさんから最終着陸体勢に入るとのアナウンス。ってことはあと20分程で着陸? シートの背もたれを元に戻して窓の外をみると、オレンジ色の街灯の光が眼下に見えた。

ほどなくして着陸(時間は不明)、小さな737型機は風に煽られたかのように左右に揺られ、その直後に急減速。雑な操縦だなぁと思いつつ隣席に目を移すと、この男性は携帯電話をいじっている。そういえば着陸体勢になっても音楽プレーヤーの電源を切らなかった様な…周囲をみると、あちこちで携帯電話を触っている客が散在。電子機器の電源は飛行機を降りてからと言われているだろうに。雑な客だ。(ここだけではないですね。アジアでも同じ。このルールを守っているのは日本人くらいかも)

パナマに到着しました。確か23:30頃。
予定より1時間半の遅れ。迎えを頼んでいるドライバーに気の毒なことをしたと思いつつ飛行機を降り、ターミナルビル内を入国審査に向けて歩いていると、他のゲートからの旅客の列に合流。「やば、他の便と到着が重なった!」
混んでいるエスカレータに頼らずに階段を急ぎ足で降り(リュックサックの強みですな。キャリーケースだったらエスカレータを使うのは必至)、できるだけ列の前方に入ったものの、入国審査には既に長い行列ができていて30分は待たされそう。こんな小さな国際空港でも23:00すぎに到着する便が他にもあるとはのね。

我々の便と到着が重なったのは、確か南米からの便だった。家族連れも多くて入国審査に時間が掛かる掛かる。ようやく自分の番になる頃には、入国審査官が入国のスタンプの日付を1月8日から1月9日に変えていた。ちなみに、日本のパスポートを持つ私の入国審査の時間は僅か。指紋の登録も求められず、顔写真の撮影のみ。

成田で預けていた荷物を引き取り、最後に税関申告のゲートで全ての荷物をX線に通して入国の手続きは終了。スーツケースのキャスターが取れていないか、とか、食品を詰め込んだバッグが税関でチェックされないかを心配していたものの、いずれも問題なくて安堵。

22:00頃から迎えに来てくれていた筈のドライパー君と3ヶ月ぶりに再開したのは24:30.
高速道路を120km/hで飛ばし、ホテルにチェックインできたのは25:00、荷物を解いて、明日の出勤の支度をしてシャワーを浴びて…ベッドに入ったのは26:00


それから4時間後。6:00に目覚まし時計に起こされた。
眠い。身支度を済ませて6:30すぎに朝食をとりにレストランへ。
7:00前、このホテルに滞在している同じプロジェクトのメンバーに再開。
雑談しながら朝食を済ませ、「では、後ほど事務所に向かう車の出発時間のすこし前にロビーでお待ちしています」と伝えると

「今日、パナマは祭日なので仕事は休みです」だそうで。

あぁ、もっと寝坊すれば良かった。