出張用の荷物は空港で調達するお土産を除き揃っており、今更追加する荷物もないし、追加しようにも預入荷物の重量制限の関係で簡単なことではない。
外出の主目的は買物というより『日本の味』の食べ納め。
前回出張から帰国して2週間あまり、
元気な家族の顔を拝めたし、
満開のソメイヨシノを見れたし、
愛猫モモとも仲良くできたし、
田舎の母の健在ぶりも電話の声で確認できたし、
家事のうち父親マターの作業は完遂したであろうし、
出張に向けて残されたタスクは、日本の美味しい物を食べておくこと、なわけで。
そして、選択したメニューは、『すきやき』であります。
子供の頃、すき焼きはたまに夕食の食卓に上がっていました。
実家は田舎にあり、夕食時にも部屋の窓を広く開け放つことができたので、部屋に匂いが籠ることはあまり気にならなかったし、畳の上の座卓の上に七輪を置いて焼肉をする位に自由な食事環境でしたしね。
私が大人になり自らの家族の住まいを構えてからは、自宅ですき焼きは食べていません。面倒な支度や後片付けを考えると、安価で美味しい外食チェーン店の方が手軽。さらに、すき焼きよりもシャブシャブの方に嗜好がよっていたのも一つの要因。
昨年、外食にて久しぶりにすき焼きの肉を生卵に絡めて食べた際、その美味しさに感激しましてね、まぁ説明が長くなりましたが、出張前の『日本の味』として「すき焼き」を選択したわけです。
肉の食べ放題をオーダーするほどに食欲を発揮してよい年齢ではないので、肉が定量となるのシンプルなメニューを選択。ドリンクバー月でひとり1,000円未満と、ちょっとしたランチとしてはお手軽。ごはんや野菜は食べ放題であり満腹は確実。
美味しかったぁ。満腹。幸せ。味が濃いので、すぐに食べたくなる心配が無いのもポイント。出張中は禁断症状を出さずに済みそう。

すき焼きに生卵は欠かせない。海外だと新鮮な生卵の調達が課題となり、こういった食べ方をするには勇気が必要ですしね。

すき焼きと卵かけごはん、半熟の親子丼は暫しオアズケ。