【韓国映画】バレリーナ ネタバレ感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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バレリーナ / 韓国

2020年製作 93分 NETFLIX

2023年63本目 ☆☆☆

親友を守ることができず、深い悲しみに暮れる元警護員のオクジュ。彼女が残した最期の願いをかなえるため、美しく壮絶な復讐計画を実行に移し始める。強烈な復讐劇を描くアクションスリラー。

 

なんかね。

夫が「ジョン・ウィックのスピンオフで

バレリーナって題名の映画が、

製作されるらしいわ・・・・」

 

・・・・って事で、何故か、

この映画を観始めたので、

私も一緒になって観てしまいまして。

 夫は、この「バレリーナ」とスピンオフとして

製作される「バレリーナ」が

なんか、リメイクかなんかだという情報を、

どっかのYouTubeで拾ったらしいが。

 私がネットでサラッと情報収集した限りでは、

何も関係ないみたい(笑)

 

でも、観ていると「ジョン・ウィック」に良く似た世界観だなぁ・・・と

思ったけどね・・・

 

そもそも、NETFLIXで配信される

ドラマだと思っていたし、

こういうアクション系ではなく、バレリーナの、

ドロドロした所の話???なんて思っていたので、

(ブラックスワン的な??)
 

ほぼバレリーナと関係がない話なので、

一人でビックリしてました(笑)

 

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主演は、チョン・ジョンソ様で、

最近「ロマンスの抜けた恋愛」が、

非常に印象深かったです。

 アクションが素晴らしかったです!!

見惚れてしまいましたね。

 やっぱり、テテに似てると思うんだけどなぁ~

(この作品の監督さんと交際中みたいです)

 

アクションが素晴らしかったですね。

男性のアクションも良いけど、

女性のアクションは、

美しくって、観ハマってしまう。

 

話も単純で、元警護官のオクジュの親友のミニ(バレリーナ)が、自殺。

その自殺に追い込んだ人物への復讐劇。

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親友というよりも、同性愛的な描き方だったね。

 というか、自殺して、意味深な手紙と、 

バレイシューズを置くくらいなら、

「私は、どこどこの誰に、

こんな風にされてから死にます」とか

理由説明と、犯人の名前とか住所とか、

色々方法を残せばいいのに・・・

と、まず思っちゃったわけ(笑)

 

その悪いヤツが。

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キム・ジフン様なんですね・・・。

彼を見ると、いつも、色気が凄いな・・・ 

と思う私。

今回も、始めは凄くいい感じでね。

 ダーク感と色気と、いい感じだったんだけど。

 

全然、スマートじゃないのよ!!!

 

屋敷みたいな所に住んでいるし、

高い車に乗ってるし、

鍛えられた肉体美に、人を魅力する色気。

 

なのに、やってる事が、

もう、なんというか、

気持ち悪いだけなのよ。

そして、やってる事が稚拙なのよ。

 

女性を誘惑して、薬を飲ませて、乱暴して、

そしてそれを撮影して、

強迫のネタにして売春婦にさせてた・・・

っていうね。

 

しかも、変な仮面をつけて。

ビデオカメラ片手にって、

この人、金持ちなんでしょ??

一人全部するってねぇ。

 

それならさ、初めからそういう設定でしてくれたら良かったんだけど。

もう少し、気持ち悪さを前面に出すとか、

金持ち設定ではなく、

完全下っ端な感じでいくとかさ。

 

あの豪邸とか、

(悪い世界の)上に立つ感じやないですか??

そんな雰囲気を醸し出しておきながら、

やってる事が、まぁ・・・

語弊があったら申し訳ないんですけど、

(映画の作品としての話よ?)

 

スケールが小さ過ぎるのよ!!!

 

せめて、そういう手口を展開している

犯罪の取りまとめ・・・とかにしてさ、

ミニは、その犯罪の犠牲になり、

その組織全部を壊しに行く・・・ 

っていうのなら、まだ、分かるんだよね。

 

 ミニを乱暴し脅した直接の人間は、下っ端でね。

で、その売春部門のトップの、

キム・ジフンとのアクションが

一番の目玉にしたら良かったんじゃないかと。

 

 そうすると、この犯罪組織の大ボスが、

呆気なく銃殺されるのも、納得できるんだけどね。

 だって、あのボスが

「俺を殺す理由はないだろう」って言って、

殺されるけどさ。

 確かに、あのボス、関係ないもんね。

 キム・ジフンが勝手に、

全てを自分一人でやってた事なんだからさ。

 

それなのに、呆気なく殺されちゃってさ。

(しかも、あの展開、大体予想出来るしさ)

 

最後の対決も、けっこう呆気なかったし、

危機になったら泣きついた薬剤師を、

殺すのも、よく分かんない。

 報酬を払いたくないから?

組織の人たちが死んだから??

 

とにかく、私的には、

キム・ジフン様が勿体なかったって事かな。

 

他は、アクションも良かった

(敵は弱いとも思うが)し、

映像が美しかったです。

 何より、チョン・ジョンソ様が 

更に好きになりました。

どうして、オクジュがそこまで、 

人生に幻滅していたのか、

知りたかったかな・・・。

 その方が、ミニとの関係の深さが

知れて良かったかも。

それでも、チョン・ジョンソ様が

ミニを見つめる目が、

友情を越えたものであり、

ミニという存在が、オクジュの人生の

希望であった事を、しっかりと表現出来ていて、

その演技力を感じた次第です。

 

全体的に、やはり、「ジョン・ウィック」の影響を

受けたのかな・・?という仕上がりでしたが。

そういう視点で観ると、

「ジョン・ウィック」には、

及ばないアクション映画かな。

 目指したであろう、 

レベルの高い美しいアクションシーンと、

格調高い世界観に、

この悪役設定が、そぐわなかった。

 それに尽きるかなぁ・・・・。