【韓ドラ】LOST人間失格⑦ 13.14話 あらすじと感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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【13話】知らない人たち

ジョンウの父親と、姑(ジョンスの母親)は

交流を深めていた。

姑は、夫を早くに亡くし、苦労してきたと話す。

元夫は優しくて、自分に金歯を入れてくれたが、

その時よりも、

後にその金歯を売りお金になった時の方が、

嬉しかったし感謝したと話し、涙する。

 

アランは、夫の愛人がそのDVにより

大けがをして入院している事に

恐怖を感じ、自分の受けたDVを思い出していた。

そして、今までと同じように、

夫はその事後処理を、アランに命じているのだ。

 

その愛人の家へ家政婦として雇われている

ジョンウは、

病院でのお世話を依頼される。

 

ガンジェは昔、

母親と一緒に父親の散骨をした海へ来ていた。

船の上から、散骨し、

海に手紙を流した事を思い出す。

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会いたい父さんへ

これからは楽になって 好きなだけ

旅行して ゆっくり帰ってきて

待ってるよ

会いたい、父さん

汚いベッドの上で ずっと俺を待っていた父さん

ずっと俺だけを待っていた父さん

俺を置いて旅立つ最期の瞬間

父さんは 何を考えていたのだろうか

残された力をふりしぼり

どこへ行きたかったのか

他でもなく 家へ帰りたかったんじゃないか

山でも海でもなく 

家へ帰りたかったんじゃないか

それが苦しくて 俺は

あの日から こうして

遠くに逃げてしまいました

ずっと俺を待っていた父さん

俺にはまだ死とは何か よく分かりません

生きることが何かも よく分かりません

いつか 時が経てば分かりますよね

最終的には 誰でも一人だと

死ぬことが 生きることの一部だったと

結局 俺にも分かりますよね

 

ソウルへ戻った2人は、

それぞれの生活を繰り返す。

ガンジェの元へ、山で知り合った登山客

(テントを貸してくれた)から、

あの山での写真が送られてきた。

ブジョンへ転送する。

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その画像を眺めて、

あの夜の事を思い出すブジョン。

 

退職した出版社の同僚から

「盗作の件で連絡が行くかと思う」

とメールがきた。

そして、家政婦として、

病院で仕事をしようとしていると、

アランがその病院に現れた。

 

【14話】人間失格

ガンジェは役割代行の仕事で、

会社が好きなのに退職に追い込まれ、

抜け殻にようになってしまった客の

退職代行の作業を行いながら、

同じように会社を退職するしかなかった

ブジョンの事を想う。

 

イ・ブジョンさん、こんにちは

おかげで、少しいい人になったような楽しい気分で

無事 家に帰ってきました

元気ですか?

ソウルでまた会おうという挨拶も

まだ勝負がついていない賭けも

あの時のまま 有効だという思いが

俺をワクワクさせたり 不安にさせたりします

今が現実なのか それとも

現実に戻れず 幻想の中にいるのか

まだ分かりませんが

ただ この気持ちを信じたくなりました

返信は要らないという言葉は

本心ではないと分かりました

(未送信)

 

ガンジェはブジョンに、

海から無事に帰ってきた事を、

返信は不要として送信した。

 

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アランは、

夫のDVにより怪我をした愛人の病院で、

尻ぬぐいに奔走していた。

ドラマの稽古をしていて、

喧嘩になったんだと説明する。

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ブジョンの前に来ていた家政婦さんは、

私を庇って、怪我をしたのよ・・・と愛人は話す。

その人の紹介で、

ここに勤める事になったブジョン。

2人は年の差があるけれど、

どういう友達??と聞く。

「サイトで知り合いました。自殺サイトで・・・」

そして、貯水池まで行き自殺を試みた事、

遺書を書いた事などを話した。

 

ガンジェの家にジョンフンがやってきた。

連絡が取れないからだといい、

ガンジェは不在で、

自宅にいた友人であるミンジョン

(タギの恋する相手)が、対応する。

 ジョンフンは、ガンジェの家の中で、

箱の中に入っているジョンウの遺品を

見つけ出した。

アランの小説を代筆したブジョンの証拠もあった。

 

ジョンフンは、

「ジョンウは子供の病気の事もあって、

あの女(ブジョン)の件は、何もしなかった

・・もしくは、わざとしなかったか。

お前も、まともにしなかったよな。

ジョンウみたいな事情もないし、

死ぬ気もないし、

アランに恨みがあるわけでもなし、

あの女(ブジョン)から吸い上げるものもない。

俺は、弱みがあれば作り、作っては辻褄を合わせ、

自分の存在感をアピールしてきた。

そのうち、情がわいて好きになる事がある。

アランと俺はそういう関係だ。

俺は、お前の写真をアランに渡した」と話した。

ガンジェは、冷たく「帰ってくれ」と答えた。

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アランがブジョンの事を待ち伏せし、

話があるという。

盗作の事について、

「あなたはそういう事をする人間ではいと

思っていた。本が好きで、

本を作れる事が生き甲斐だと言っていたから。

しかも、自分の通訳本を盗用するなんて・・・・」

本は在庫を回収し、絶版にしたと話す。

そして何故、愛人の家に出入りしているのか、

私を陥れるものは見つかったかと聞かれ、

ブジョンは頷く。

けれど、あなたは私に勝てないというアランに、

「勝てなくても血を流す事は出来る。

毎日祈っている。2人とも死んでしまえと。

人がどうなろうと気にしないクズだから」

と言い返す。

アランは、

「私が何も持っていないと思う?

あなたは、そんなに潔白?」

 

ガンジェは「返信不要」としたのに、

返信がないかどうか、気になっていた。

そんなガンジェを見て、タギは

「今のお前って、すごく魅力的だな」と言う。

 そしてブジョンにメールを打つ。

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理由がなくても会ってもらえますか?

会いたいです

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どこへ行けばいいですか?

 

ジョンスは実家にいたが、

キョンウンから連絡が入り、

一緒に買い物をしようと誘われる。

ジョンスとキョンウンは買い物をして、

カラオケで過ごしていた。

夫を失い、疲弊しているキョンウンに 

寄り添うジョンス。

2人はキスを交わす。

そして、ホテルへと向かった。

 

アランは、ブジョンに、

ジョンフンから送られてきた写真を送信する。

(尾行が撮ったブジョンとガンジェが

ホテルに入る写真)

 

待ち合わせに現れたブジョンに、

ガンジェは駆け寄り、思わず抱きしめる

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また会いましたね

ソウルで。

 

そして、キスをする2人

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感想と好きな場面

13.14話と、

主人公2人以外のキャラクターの心情が、

凄く良く描かれていました。

 

特に、ブジョンの姑の苦労話は、

これまでの節約発言をしっかりと

裏付けていました。

金歯を入れて貰った時よりも、

それを外して売った時の方が

嬉しくて感謝した・・・というのは、

胸が締め付けられましたね・・・・。

 

そして、ジョンフンとアランの関係性も。

情が湧いて好きになってしまったんですよね。

同じように人妻に恋してしまったから、

ドライになれないガンジェに、

イライラしちゃうのかも知れないなぁ。

だから、壊れてしまえばいい・・・的な勢いで、

アランにガンジェとブジョンの密会写真を送ってしまったんでしょうね。

 

待ち合わせにきて、横断歩道越しに、

手を振ろうとして、照れくさくて、

髪の毛触るカンジェが可愛い。

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 思わず、抱きしめてしまった・・

という心情が、凄く伝わってきました。

 こう、ブジョンと相対しての

胸の高まりがね・・・・。

 

14話かけて、やっとキス!!!ですよ。

でも、それが、全然もどかしくなくて、

むしろ、それくらいの時間をかけてるからこそ、

この展開に違和感がないのだと思います。

 

「また会いましたね、ソウルで」という言葉が、

吐息のようで、もう、セクシーでした。

 

「返信はいりません」という文言は、

以前、ブジョン→ガンジェに送ったメール 

でも使われていて。

その時は、

「本当はメールしたくなかったんじゃ?」

と思っていたけど、

こうして、自分も、そんな風に打つと、

その言葉は、全く反対の意味を持つ事に気付いたんじゃないかな・・・

 

恋愛というよりも、

人間同士の繋がりを描いているけど、

こうして、無意識での駆け引きが、

この2人の間に絶対的に存在する

「恋愛」感情を浮き彫りにしているのが、

凄くうまいな・・・・と思います。

 

前回の、携帯に何て登録してるの??

とブジョンが聞くのも、

そうですよね。

「私は、客だから、何番とか?」って(笑)

 その後、ガンジェは、改めてブジョンに、

何て登録したら良いですか?と聞くんですよね。

そしたら、あれだけ客とか強調しておきながら、

「同姓同名がいないなら、イ・ブジョンと」

って名前で登録させるんだよね~。

 

これも、駆け引きですよね。

 

家政婦の仕事は、自殺した女性(病気で死んだミンスの母親)から紹介されてたんですね。

その女性も同じように、怪我をしてたようで。

そういえば、写真の彼女は、

腕に怪我をしてましたね。