【洋画】あなたの旅立ち、綴ります ネタバレあり感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

ROUTE8787 サンサクキロク

好きなものを好きなだけ。
韓ドラ狂騒キロク
映画と音楽とドラマがあればいい

image

 

あなたの旅立ち、綴ります / アメリカ

2018年2月公開 108分

2023年19本目 UNEXT ☆☆☆

何不自由ない生活の中で孤独と死に不安を抱くハリエット(シャーリー・マクレーン)は、生きているうちに自分の訃報記事を用意しようと考える。地元新聞社の訃報記事担当者のアン(アマンダ・セイフライド)に執筆を依頼するが、これまで自分中心だったハリエットをよく言う人はいなかった。理想とはほど遠い内容の原稿を読んだハリエットは、最高の訃報記事のため自分を変えようと行動を起こす。

 

シャーリー・マクレーン、アマンダ・セイフライがいいですよね。

はじまりの孤独のばーさんの演技は、

とてもリアルで、

なんか、ゾッとなっちゃった。

年いったら、あんな孤独な自分になってそうチーン

 ブレンダと合わせての3人は、年齢を超えた友情があって、楽しそうで羨ましい。

 

この作品はハリエットが改心する事がメインではなく、どちらかというと、ハリエットの影響を受けて、アンが変化していくという話なのかな・・・と。

 結局、ハリエットがあれほど嫌われていた理由は男社会の中に、どんどんと入り込んでいった女性としての嫌悪感だった。

時代が時代なら、今回のように、

世間に受け入れられたんじゃないかな。

 男社会の中で、煙たがれ、裏切られ、

どんどんと孤独になり、

閉ざしてしまったハリエットの心を、

アンとブレンダが開いた・・・という風に解釈したワケです。

 なので、DJになろうとしたのも、

外の世界へ出たのも、

ハリエットが改心したワケでもないと思うんですよね。

 どちらかといえば、今の時代であっても、

先進的な考え方のハリエットに、アンが影響を受けていく感じですよね。

 

 だからなのか、場面場面の意図が、

よく分からない点もあって。

 何というか、作品の主軸が一本化されていないんですよね。

 

ハリエット自身の改心か、アンの変化なのか。

この2つが上手く合わさっていないんですよね。

どっちつかずなんです。

 

娘との再会で「私の子育ては間違っていなかった」というのも、

夫と急に、しんみり場面になるのも、

会社のビデオテープの存在も、

会社に仕返しするのも、

湖に入るのも。

 

そういう場面を、一体、

どういう解釈をすれば良いのか

私は正直理解に苦しんだワケです。

 

時代の流れから、ハリエットのような性格は受け入れられず、孤独なまま晩年を迎えて。

その間にも時代は流れて、年代を越えた友情によって、互いの人生を影響し合ったというなら、

ハリエットには最後まで振り切って欲しかったなぁ・・・と思う。

 それなら、大笑いで「私の子育ては正しかったのよ!」って言うのも分かる。

夫なんか、蹴とばしてしまえばいいんだ。

image

(こんなシーンはいらぬ)

 

ともかくね。

(色々、語るのが面倒になってきた・笑)

アレですよね。

脚本・演出が雑なんですよ。

 主人公2人の演技でもってるけど、

それを取り除くと、

浅くてバランスの悪い作品でしかないんですよ。

 

 そもそも、訃報記事から始まっているのに、

訃報記事に着地してないってどーなの???物申す

 

 加えて、訃報記事を捨ててまで話したアンのスピーチが、

 

もう、なんだこれ???

 

レベルやったんですね。

 

どう考えても、エッセイストとしての才能ないやろ・・・て思っちゃうレベル。

 

私、泣く気満々やったのに。

泣けるスピーチ持ってこい。

 

湖に入るシーンも、アレは、一体何の意味があったんでしょうか。

あれ、合成ですよね(笑)

まさか御年87歳くらいの世界的大女優を、マジで、水に入れたりしてないですよね???

 まさか、本気で湖入ってないよね??

マジやめて。

年の差の友人たちと、湖に入るって、確かに素敵なシーンだけどさ。

 恐ろしい・・・という気持ちしかなかったわ。

しかし、ホントに入ってたら、その女優魂に感動するけど。

 

 で、アンもさ。

ハリエットに影響されて、触発されて、

一心不乱にエッセイでも書き尽くすのか??と思ったら、DJに突然キスしにいくとか。

チープすぎる真顔

(一心不乱に小説を書き上げた雫を見習え by耳をすませば)

 

そして、「心不全」ってチョイスもおかしい。

死期が近い「心不全」が、あんな旅行に行けるワケもないし、

湖で戯れる事なんて、もってのほかだし。

あんな。コロリ・・・と死ねるワケがないやろー!

 

そんな感じで内容は浅くて雑なのに、何だか、

名言ちっくなものだけは、

いっちょ前に投入してて、

この作品のあざとさを感じる次第。

 

ただ、これはね。

主人公2人がいいので、成り立っているから、

それはそれでいいんですけどね。

 シャーリー・マクレーンの言葉として、大事にとっておきたいです。

 

シャーリー・マクレーンと、

アマンダ・セイフライド

 アマンダさんが大御所シャーリー・マクレーンに全然くわれていないし、

観ていて爽快でもありました。

ブレンダ可愛いし、3人で過ごすシーンは

素敵だったので星3つです。

 

色々言いましたけど、

あくまで個人的な意見です。

 

なぜなら、世間の評判は良いようです!!(笑)

 

image

・自信のなさが野心をダメにする

・良い一日ではなく、本物の一日を生きて。

 自分に正直な一日を

・失敗があなたを作るの。失敗があなたを強くし、

 賢くし、自立した人間にするのよ

 

私は、ブレンダの名言が好きかな

・人はみんな何かになれる

 

そして、これ(笑)

ムカ着火!!

 

アマンダ・セイフライドは、

そのチープなキスをした

DJの俳優さんと結婚されたみたいですね~!!