【韓ドラ】愛と、利と② ネタバレ感想 スヨンという女性について | ROUTE8787 サンサクキロク

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少し前に完走しました走る人走る人走る人

前回、少し熱量のあるレビューを書いたワケですけど炎

 

 

最終回を迎えて、私の評価は、

上がったのか下がったのか・・・??

 

私的には、

かなり面白かったんですけど。

 

ただ。。。これ、多分、一般的な評価と、

かなりかけ離れていると思うんで、

あまり参考にしない事をおススメしますお願い

 

 

前提として、私は、

この主人公女子・スヨンのタイプは、

本当に、嫌いです。

 

こういう、こじらせ女子は、本当に嫌い・・・・

嫌いなんだけど、

こういう女子っているじゃないですか?

実際に、こういうタイプの女子っているんですよ。

 私は、そういうタイプの人を、

「悲劇のヒロインタイプ」と

密かに呼んでいます。

 

ただ、今回、スヨンという人間を見て、

こじらせ女子にも、

それなりの事情があるのかも知れない・・・

と思ったワケなんですよね。

ただの甘えた、悲劇のヒロインを好む、

注目されたい・・・という

どちらかというと、

自意識過剰女子に多いタイプだと

思っていたんですけど、

ひょっとしたら、スヨンのように、

育った環境などからの劣等感が、 

その基礎を固めているのも、

原因の一端なのかも知れない・・・

と思った次第です。

 

このドラマで、スヨンの行動・・・

「サンスの友人と、寝た事にする」という、

とんでもない行動ポーン

あまりに極端で、

びっくりする行動だと思うんですよね。

 「それは、ないやろ」と本来なら、

いっきに興ざめする展開なんですけど、

このスヨンなら、さもありなん!と

思ってしまうんですよね。

 

このスヨンという人間の、

自己肯定感の低さ・劣等感は、

短絡的なこういった行動を起こすという事を、

充分に理解してしまう所が、

このドラマに素晴らしさだと思うんです拍手

 

サンスは、自分を好きだと言っているのだから、

その胸に飛び込めばいいだけなのに、

そう出来ないのは、

彼にそれだけのキズを負わせるほどの価値が、

自分にはない・・・・と

思っている所だと思うんですね。

 彼の仕事への影響を無視して、

サンスと付き合うとして、

日が経った時に、

「あの時、お前のせいで・・」と

後悔させる事への恐怖、

そして自分がそれによって、

傷付く事を恐れたんだと思うんですよね。

 スヨンは、サンスの想いも、

サンス自身も全く信用出来ていない・・・

という事なんですよね。

 これは、父親の不倫疑惑による人間不信感が原因なんでしょうけど・・・。

 

自己肯定感の低さ・劣等感に、

人間不信が加わると、

こういう負のミラクルが

起こってしまうんですYO!ゲッソリゲッソリゲッソリ

 

ならば、何故に、ジョンヒョンとの関係も解消する事を選択してしまったのか。

スヨンにとって、ジョンヒョンは、

適度な相手なんですよ。

自分が劣等感を感じない・・・むしろ、

優越感を与えてくれる相手なワケですから。

 

けれど、私は、ここで、

彼女のあざとさを感じるワケですよね指差し

ジョンヒョンと、一緒になる事は、

サンスとの未来を完全に

自分から閉じる事になる・・・

 彼の前から去るとしても、

ほんの数%であっても、希望を残しておきたい。

そして、サンスが人のモノにならないように、

彼の中に自分を刻んでおきたい。

 それほどまでに、

スヨンはサンスを深く愛しているのに・・・・

 

それならさぁぁぁぁ~!!!

と、観ている方としたは、

歯痒さしかないんですけどもやもやもやもやもやもや

スヨンという女性の気質は、基本、

「不幸を好む」んですよ。

これが、大きな要因で。

自己肯定感の低さ・劣等感が植え付けるのは、

結局、「不幸」なんですよ。

 

スヨンは、ジョンヒョンとの幸せを蹴ってでも、

サンスへの想いや、後悔や、

自分を強引に奪ってくれる期待や、

そんな事あるワケないわよ・・という落胆を、

繰り返しながら生きていくという

「不幸な日々」を選んだワケなんですよね。

 

これは、けっこう地獄な生き方で、

サンスは結局、現れないワケで。

 毎日期待しては落胆し、

自分の選択を後悔して、

その度に、更に自己肯定感は下がっていく。

もう、悲惨な状況になっていくはずなんですけど。

 

ここでスヨンに転機が訪れるワケですひらめき電球

 

そう!仕事を辞めたって事なんですよね。

 

仕事を辞めて、

自分の好きなお店を開店した!っていう所が、

スヨンの人生を大きく変えたワケなんです。

 

でも、残念ながら、

その流れはドラマには描かれていなくて・・・・

 

仕事上での劣等感というのは、

思っている以上に大きくて、

仕事を辞めたスヨンは、

心のストレスが軽減したはず。

 ここで、新たに大きな会社などへの

就職を目指すと、

再び、劣等感に苦しめられたはずなんですけど、

そうは選択せず、

カフェという所に方向転換した所が、

彼女の人生のターニングポイントになったと思うんです。

 

そう!!!

スヨンを変えたのは、

サンスとの恋でもなければ、愛でもなく、

退職だったんですYO!!!(笑)笑い泣き

 

自分の自己肯定感と劣等感を思い出させる会社という場所を飛び出し、

自分の物差しで、

日々生きていける場所を得たスヨンは、

徐々に、変化を遂げていくワケです。

 

ここからが、また、

このドラマの面白さなんですけど・・・

 

 

ちょっと、長くなったので、次に・・・。