【邦画】キングダムⅡ 遥かなる大地へ ネタバレ感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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キングダムⅡ 遥かなる大地へ

2020年 134分

☆☆☆☆☆ 劇場鑑賞

原作未読です。

キングダムは、私の中の、邦画NO1作品に輝いた作品です。

 

 

続編がすべてを台無しにするケースは、

洋画でもよくあること。

 それでも、この作品だけは、続編を熱望してました。

 

結果、あの震えるような熱量を保持しながら、

新しいキャラクターが、足を引っ張る事なくして生まれた本作は、

今回も、私に深い胸アツを届けてくれたメラメラ

 

付け加えておくと、原作漫画は未読です。

一瞬、読んでみようかと思ったら、「65巻」ってあって、

「そら、ないわ・・・」ゲッソリ

…今後も、読む予定はありません。

 

  またしても、キャスティングが最高

新しいキャラクターの人選が、ほんと、良かったな・・・と思う。

私の中では、さすがと思ったのが、清野菜名さんと岡山天音さんと、豊川悦司さんでしょうか。

きちんと仕事をしてくれる女優さんを選んでくれたし、

こう、すっごくキレイって感じじゃないじゃないですか?

ちょっと病的な、鬱々してる感じが、ほんとにピッタリで。

 キョウカイの心を動きを、めっちゃ表現されていたと思います。

アクションもキレがあって、ちょっと、ワイヤーワイヤーし過ぎてたけど。

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見た感じ、栄養失調??と思っちゃう見栄えもリアルだし。

でも、凛とした表情は、彼女の決意を見事に表現していると思います。

 

そして、岡山天音さん。個人的に好きな俳優さんで、

こういう大きい作品に出られ事は嬉しいですね~拍手

 岡山さんの新たな境地とはいかないけど、彼にピッタリだもんね。

 しかし、この作品のオファーが来た時の心境は、どんなだったですかね。

相当、ビックリしたんじゃないかな~・・・(親戚のおばさんの心境ウインク

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農民にしか見えない・・・(笑)

このメンバーもまた、最高でしたね。

 

でもって、豊川悦司さんですね。

あの大沢たかお演じる王騎の圧倒的存在感に匹敵する存在を、

よくぞ、我らが豊川悦司様がやって下さった!!という感じです拍手

 

いや~・・・マジで、佐藤浩市さんをこっちにしなくて良かったよ。

逆にしたとしても、豊川悦司さんなら、呂不イの役も面白かっただろうけど、

佐藤浩市さんが、ヒョウコウの役をしてたら、

王騎に喰われてたと思う滝汗

 この辺り、ナイスです!電球

 存在感もさる事ながら、何を考えているか分からない・・けれど、

何か策略があるだろうといういう期待や、いや、そうでもないぞ?という

どちらに転ぶか分からない雰囲気ね。

けれど、徐々に感じる、彼の勝負の男というオーラと共に、

期待値が上がっていくんですよね。

 そして、ヒョウコウ独特の余裕感と明朗さが、とにかく魅力的で。

その魅力は、王騎と相対した時に、

大きな爆発を遂げるワケです。

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はい・・・・1番の胸アツポイントでした。

このレベルの男にしか分からない世界がある。

2人の視線には、何が見えているんでしょうか。

 

さて・・・適役といえば、小澤征悦さんを、よくぞ起用したかと・・・・・

よくぞ、顔塗のキャラクターの呉慶にしたな!アッパレ!

・・・と思いましたね。台詞も少ないしニヤリ

 体格は合格なので、顔塗でほぼ、呉慶なので。

という事で、あまり演技力を評価していない私なんですけどお願い

パンフレットで、小澤征悦さんが、「役作りはほぼメイクスタッフさんにして貰った」って

コメントしていて、何だか、好きになりました。

 (今まで、演技下手とか言って、ごめんねお願い

 

あとは、先述した通り、佐藤浩市さんを闘いのメインに持ってこなかったのが、

素晴らしい選択だったと思います。

 個人的に佐藤浩市さん好きなんですが、

派手な役柄は似合わないと思っています。

呂不イのように、不気味な感じの含みのある役柄が、適役だと思うので。

こういう役は、佐藤浩市さんにとっても新境地になるんじゃないでしょうか。

 

 

そして、今回も、王騎については語らせて下さい!

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王騎のその存在感を出す演技が、ホントに凄いと思う 

 

今回もその存在感に圧倒されましたね。

王騎がそこにいて、見ていると思うだけで、

怯む気持ちが分かるし、ヒョウコウが王騎に、その存在に助けられたと言ってましたが、

それさえも、完全に同感してしまう威力です。

 上に立つ人間の存在感って、本人そのものが作り出すものと、

周囲の人間が作り出すものと2通りあって、

 やっぱり役不足だと、周りの「崇める」という演技力が必要なんだけど。

そして、そういう場合が多いんですけど。

この王騎にいたっては、大沢たかおさん自らが生み出し、作り出しているんですよね。

 そして、それは、ただの強さや気品さだけではなくて、

人間としての魅力や、冷たさまで含んでいるんですよね。

 この大沢たかおさんの王騎の演技によって、

1番助けられているのは、山崎賢人さんかも知れません。

 信が、王騎を「崇め」ていたら、そのキャラクターは崩壊していたと思うんですよね。

 

大沢たかおさん演じる王騎から滲み出るオーラを受け取って、

山崎賢人さん演じる信が、何の意図もなく、自然に尊敬している形だからこそ、

信の自由で情熱的な策力を持たないキャラクターが確立しているのだと

思えてなりません真顔

 そういう意味では、山崎賢人さんは、大沢たかおさんを、

俳優として人間として、相当尊敬しているんやろな・・・と感じますね。

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山崎健人さんの演技がたまにキムタクに似てる・・・と思った

 

勿論、山崎健人さんが、この作品のベースでもあります。

こういう真っすぐで、感情が激しくて、うるさいキャラクターは、

飽きられるというか、うざくなりがちだけど。

 それだけでない、情熱や信念をすごく感じます。

 それは、山崎賢人さんの眼光にあるんじゃないかな・・・と思います。

凄く、眼の演技がお上手だと感じますラブ

 台詞にある信念や夢や情熱を完全に裏付ける演技があるからこそ、

この信というキャラクターを愛せるし、

もっといえば、彼に何かを見出している王騎の見る目にも、説得力があるんですよね。

 

 この信というキャラクターが、どんな風に成長していくのか、

凄く楽しみでもありますちゅー

 

  我慢我慢の選択

 ついついね・・・・

出したくなるじゃないですか。

楊端和さんを・・・・

原作があるとしても、ちょっと位、変えてさ。

入れ込みたくなると思いますよ。

楊端和さんを。

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私も一目、観たかったですよ・・・

 

でもね、見事に我慢したと思いますよ。

この辺り、この作品を続けるという意志をひしひしと感じましたラブ

 

それを言うなら、吉沢亮さんも、もっと合間に入れたかったんじゃないですかね~

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信とエイセイの、こういう男の友情って、腐女子には、

たまらんですもの・・・・

 

 でも、そこも我慢して、きちんと戦いに重点を置いてましたね。

 

そして、何が凄いってね。

その限られた中での、エイセイの存在感をきちんと出した吉沢亮さんの凄さや、

楊端和においては、もはや出ていないのに、この存在感ね。

 長澤まさみさんの凄さが分かりますポーン

 

そして、逆をいえば、その圧倒的なキャラクターを封印してでも、

この面白さですからね。アッパレです100点

 

・・・・という事で、

2023年の3が予告されていました。

 

原作読んでいないけど、まだまだ、キャラクター色々出てくるんですよね。

心配といえば、そこですよね。

それだけの俳優を、次から次に揃えられるのか・・・って事ですよね。

 

しかし、予告で、楊端和の足が出てきただけで、

胸アツでした・・・・

凄まじいな・・・楊端和の存在感。

 

あああ・・・・あとね~。

エンディングテーマですけど。

前回はワンオクでしょ?

でしょ、今回、ミスチルでしょ?

「キングダム」の世界観に、ミスチルって、全然合わないと思うんですけど。

ミスチル好きです。ワンオクより好きです。

(でも、基本洋楽しか聴かないから、好きといっても普通に好きのレベル)

なんですけど、正直、前回のはまだ、その世界観を保っていたと思うんですけど。

 うーん・・・なんか、余韻に全然浸らしてくれなかったですねアセアセ

歌詞が壮大で、上滑り感がね。

 

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さて、来年の楽しみは1つ増えました。

ちなみに本シリーズは、劇場鑑賞を強くおススメします。