【邦画】ずっと独身でいるつもり?  | ROUTE8787 サンサクキロク

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ずっと独身でいるつもり?

2021年11月公開 日本

94分 ☆☆ 2022年映画④ 

Amazon prime

 

 

  あらすじ

 10年前に執筆したエッセイから一躍有名作家となった本田まみ(田中みな実)、36歳、独身。女性の幸せの価値を赤裸々に綴り、読者の支持を得たが、それに次ぐヒット作を書けずにいる。世間の需要に応えつつも、作家として迷走中にあるまみは、自身の年齢に対して事あるごとに周囲から「ずっと独身でいるつもり?」と心配されている。さらに、配信番組でのまみの発言に「空っぽになった」と感じ、失望する元ファンの由紀乃(市川実和子)。夫への小さな不満を抱えながらインスタ主婦を続ける彩佳(徳永えり)。パパ活女子として生計をたてつつも、若さを失うことに怯える美穂(松村沙友理)。異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは?

 

 

  感想

ありがちな内容で、

進歩のない結末のように感じた。

主人公の本田まみが、美しすぎて女子力高すぎて

果たして、これに共感出来るのか?(笑)

 あんな男と結婚しようと考える時点で、

知的さは感じられないし、

考え方がしっかりしていると思えない。

 

いや、多分、これは、演技の問題だとは思うが。

知的に見せよう・・・という頑張りが、上滑りしていて、

キャラクターが確立されていないように思えた。

 

演技の面でいうと、ほぼうまい人がいないので、

正直、市川実和子さんが、上手過ぎて、目立ってしまってた。

 個人的には、市川さん一本で2時間でもいいなぁ・・・と思うんだけど。

 

演技を求められていない藤井隆

普通なら、ちょっとした映画の中の見出しっぽい感じになるはずなのに、

その藤井隆レベルの演技が続くので、

何だか、藤井隆まで演技下手・・と一括りにされて、可哀そうな感じ。

 

結婚している身としては、 

主婦彩佳に目がいっちゃうけど、

正直、共感しなかった。

 うーん。

仕事じゃないんだよね。

ホント、家庭の不満が、仕事に出たら解決する~みたいな描き方は、

ちょっと、納得いかない。

 明らかに、仕事に出て、更に悪化するパターンじゃないかな?

 

 こういった内容は、

葛藤や焦りや、嫉妬。

感情の動きが大前提。

それがあってこそ、共感を呼び、

自分の人生に投影させ、

何かのヒントを得る。

 それが、醍醐味になるはず。

結婚観や女性の生き方に切り込むだけでは、

物足りないのだ。