【韓ドラ】空から降る一億の星⑤ 追加の感想(ネタバレ)☆☆☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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昨晩、夜更けに感想を書いたモンだから、

読み返して、支離滅裂やなぁ・・・と(笑)

 消すのもアレなんで、そのまま、置き去りにしときますゲッソリ

 

で、まだ言い足りない事があったので、それを追加で・・・・。

昨日の感想と重複してるんですけど。

 とにかく、自分の頭の中を整理したい・・・・。

 

これほどの、アンハッピーな最後なのに、

それが、バッドエンドにならないのが、本当に凄いな・・・と思うんです。

 

何故、こんなラストなのに、

悲壮感ではなく、安堵感・純粋さが残る作品になったのか。

 

ひらめき電球キャスト陣の演技力 

ですよね・・・・圧倒的にそうだと思う。

変わりたい・生きたいと願うムヨンの切実さ。

笑顔の中に孤独を抱え込んだジンガン。

過保護なまでの妹愛の奥の潜む贖罪を持ち続けたジングクと。

どれもこれも、難しい役柄だったのに、

本当に緻密に演じられていたんだな・・・と。

 そういう演技の積み重ねが、二人の死をも、許容される下地になったのだと思います。

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ひらめき電球ジンガン・ムヨンの関係性と、ラストにもってきた過去の描き方

ジンガンとムヨンの唯一無二の、ある意味運命のような描き方と、

最後の2人が昔から寄り添って生きてきた・・・という流れを

パズルがピッタリとハマるような感覚で、合致させたのが、

凄く良かったんじゃないかな・・・と思う。

 また、この子役たちが、可愛いおねがいのよねぇ。

引き取られたジンガンが、いかにムヨンに依存していたか・・という点を描いたのも、

この2人の絆の強さを表していて、良かったと思う。

   こんな2人だもの。死ぬのも一緒と、納得しちゃう心情になってしまう。

 

ひらめき電球ラストシーンの美しさ

最後、息絶えるその瞬間の美しいことったら、

 愛する人と、視線を絡め合い、最期に瞳に映したものは、

互いの表情だった。

 それは、安心感であり恍惚。一人を残していく・・という心配もなく、

残念な最期ではあるけれど。

 色んな感情から解放されて、2人でホッとしたんじゃないかな・・・と

想えてしまうのです。

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ひらめき電球ジングクが残される事への、妥当性

2人が死んでしまった責任の一端が、ジングクにあるという事。

けれど、それは、ジングクが悪であるという事ではなく、

ジングクもまた、運命に翻弄された結果なのである。

 人が良いからこそ、仕方がなく殺してしまった相手の子供を育て、

執着ともいえる愛情を注いできた。

 その結果、ムヨンを否定し、ジンガンを過去から遠ざけようとした。

それが、ジンガンの「自分を傷付けてきたのは、自分の子供が1番だという親」そのものに

なってしまったワケですよね。

 一人残される事は、ある意味、罰であって。

その琴線に触れるような、悲しい罪の描き方が、見事だなぁと思ったわけです。

 

ひらめき電球ラストと、「私たちは、星」

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この曲が随所に流れることの意味を、最期に理解するワケです。

2人が寄り添い、星になったのだと。

主役のお二人が歌っているんですね。

素朴な歌声が、心に染み入ります。

 

届くかな、君に僕が見えるかな

凍える私には、あなたは暖かい星のよう

そうだよ 僕らはひとつだから

生まれた運命だから

星、君は星 夜空で輝いていない

星、私の星は私の中に住んでいるよ

暗闇の中に二人だけで

一緒に瞼を閉じて下さい

私たちは、星

感じる、お互いの息づかい

一つの愛だから

光 僕の輝き、僕を活かしてくれる

私、私の光、私を癒してくれる

暗闇の夜を明るく照らしてくれる、君よ

一緒に瞼を閉じて

私たちは、星

一緒に瞼を閉じて

 

うーん・・・泣ける。

この歌詞に、救われる。

この曲も、ドラマの大切な一部分だと、言い切れますね。

 

主役の2人が死んでしまうというラストであっても、

悲恋にはなりえない、そんな見事な作品だったと思います。