<ネタバレ>2016⑬ イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所  ☆☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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高校3年のミア(クロエ・グレース・モレッツ)はチェロ奏者を夢見ていた。ミュージシャンの恋人アダム(ジェイミー・ブラックリー)と交際をスタートしてから1年、充実した日々を送っていた。しかしある雪の日に、ミア一家が乗った車が対向車と衝突。昏睡(こんすい)状態のミアは、なぜか意識不明の自分自身の姿を見ていた。そしてミアの生死の行方は彼女自身に委ねられ……。

 

スカパーで、たまたま観た作品。
どんな内容か全く知らなかったので、
突然、雪道で事故に遭ったのには、ビックリした。

事故で両親は即死、弟は重篤。
自分もまた重篤な状態で、幽体離脱する。
そんな現在と、過去とが、交互に展開されていく。

何の情報もなく観たせいか、とても良かった。
ミアとアダムの恋愛だけでなく、
ミアの家族や友人、アダム、アダムの仲間と、
愛に溢れた良い映画だと思う。

 おじいちゃんが、
昏睡状態のミアに話しかける場面は、思わず涙がこぼれた。
 目覚めたとしても、両親が即死、弟も死んでしまった過酷な現実・・
それならば「逝ってもいいよ」・・・・と言いたくなる気持ちが、よくわかる。

そして、やはり、家族。
子供の才能のために自らの夢を諦めた父親。
子供の学校が休校になり、家族の時間を過ごしたくて、
仕事をずる休みをする母親。
それだけで、この家族の仲の良さがよく分かる。
そして、その仲の良さが家族全滅に近い悲劇を生んだかと思うと、
皮肉の運命を、嘆きたくなる。

作品的には、ミアとアダムとの恋愛が主軸かもしれないけれど、

こんな状況になって、あなたへの本当の愛に気付いたの・・・
あなたの存在の大切さに気付いたの・・・

・・・と思うには、若干、若過ぎるというか、
2人の付き合いが短すぎるというか・・・・・。
 2人が、ずっと以前からの幼馴染で・・・・という設定だったら、
もっと納得がいったように感じたけれど。

私には、アダムとミアの愛よりも、
親子愛がキラリと光った優しい作品に思えた。

 

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