※前回の続きです



なかなか病院が見つからない中…

私自身も色んなひとに相談して。

友達の勧めで、とある大学病院を紹介してもらいました。


また断られるかもしれない

ずっと、不安しかありませんでした。


その頃はもう妊娠11くらい。

私の場合、中絶もリスクがあるので やるなら早ければ早いほど良いらしい。


でも絶対に中絶はしたくない


どうしたら先生を説得できるだろうか


診察日まで、正直…生きてる心地がしませんでした。


診察日


片道1時間半かけて大学病院へ。


病院に到着してからも待ち時間がやたら長くて、全然落ち着きませんでした。


やっと名前を呼ばれ、診察室に入ると

きれいな女医さんが待っていました。


「紹介状を読みました。状態がかなり悪いと思っていたけど少し安心しました」


私を見て、先生はそう言ってくださった。


それからまた、リスクの話があり

最後に先生は旦那さんに向けて


ひとり残されるかもしれない、その覚悟はありますか?」と聞きました。


旦那さんは少し動揺した様子で

「はい。」と答えました。


「本人たちが覚悟を持って、出産を希望されるのなら 頑張りましょう


厳しいことはたくさん言われたけれど

最後、思いもよらない言葉に 感謝しかありませんでした。


その日の夜は

やっと受け入れてくれる病院が見つかったことの、安堵の気持ちはもちろんありましたが


妊娠継続をすることの不安も同時にあって

先生の言っていた数々のリスクを思い出して、

旦那さんの胸の中でいっぱい泣きました。


「死にたくない」


「○○(旦那さんの名前)とずっと一緒にいたい」


「赤ちゃんには元気に育ってほしいよ」


そんなことを言いながら


気づくと 旦那さんも、震えていました。

一緒に泣いてくれた。


辛い思いさせてごめんねって思いました。

そして、ありがとうって。


こうして 私たちは出産を決意しました。



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