【この物語は・・・】
ついにGDPを中国に抜かされちゃった国ニポン!いや相手は人口が10倍だ!慌てるな!(キリッ)
そんなこの世界では、株式たる権利が株券ではなくて擬人化され人の形を取っていた。故郷の田舎町を離れ、大都会大東京にやってきた株式ちゃん。出会いと別れを繰り返し、はだしのゲンよろしくのポジティブシンキングで今日も今日とて株式ちゃんはこの激しい競争社会でサバイバルバトルを繰り返すのであった・・・。
株式ちゃんは、投資信託横丁というところに住んでいます。ここら辺は、株式ちゃんと同じように田舎から出てきた株式や債券が住むシェアハウスが集まっていることからいつからかそう呼ばれるようになりました。
シェアハウスというからにはいろんな株式や債権がひとつの屋根の下に住んでいます。彼らは一人一人というよりも、シェアハウスそのものが、ひとつのチームとして評価されています。
このシェアハウスを取り仕切っているのが、FM(ファンド・マネージャー)と呼ばれる色黒のおにーさんです。FMは、海外からやってきたのですがニポン語はぺらぺらでどっちかていうとニポン人の女はみんなビッチだと思っている陽気なお兄さんです。FMはシェアハウスにどんな株式や債券が住むかを決める大家さんみたいな仕事をしていました。
FMのことを悪く言う人もいましたが、株式ちゃんはFMが悪い人には思えませんでした。なぜって、FMは株式ちゃんに住む場所をくれましたし、それに多くの投資家さんたちと出会う機会をくれたのですもの!
たとえば、株式ちゃんだけに100万円をぶっこむのはいやだって投資家さんたちも、他の株式と組み合わせるんだったら買ってあげてもいいよっていう人は結構いました。よくわかりませんがAKB商法とでもいうのでしょうか。あ、ちょっと違うな。
まぁそれは置いといて、株式ちゃんの住んでいるシェアハウスは株式信託と呼ばれているシェアハウスでした。
この株式信託は
①インデックス型
②アクティブ型
といわれる二種類のシェアハウスがありました①のインデックス型はTOPIX(東証株価指数)といわれる株式市場を代表する指数と同じうごきをすることを目標としています。
つまりは、ニポンの株式市場全体にぶっこんでいるのと同じことを意味しています。
30年前に280ポイントだったTOPIXが今は820ポイントぐらいになっているので、約3倍ぐらい成長しているというわけです。30年前にこのインデックス型に100万円ぶっこんでおけば、今は300万円ぐらいの価値になっているというわけです。
それに対して②のアクティブ型は、TOPIXなどの指数を上回ることを目標としています。つまりはアクティブ型の方が、テンションが高いのす。あたればでかいのですが、そうじゃなかったときは、荷物をまとめてシェアハウス出て行くしかありません。
幸運なことに株式ちゃんはまだそんな目にあったことはありません。
やっと、シェアハウスとはいえ自立することができたのです。それを大家さんに追い出されただなんて、故郷のご主人様や同胞の債権にあわす顔がありません。株式ちゃんは遊びにこの大東京に来たわけではないのです。全てはご主人様の資金繰りのためにきたのですから・・・。
そんなある日、色黒のFMがちゃぶ台の前で頭を抱えているのをみました。
FM「・・・・シット!シット!」
株式ちゃん「どうしたんですか?FMさん」
FM「オー!株式ちゃん!ゲンキー!?」
株式ちゃん「はい!元気です!どうしたんですか?FMさん。見たところ何かお困りみたいですけど・・」
FM「おーソウヨー聞いてくれる?株式ちゃん。もうすぐこのシェアハウスの決算ネー。ミー、このシェアハウスの目論見書作ったときにテンションあがっちゃってつい毎月決算分配型とかにしちゃったのねーだから貸借対照表と損益計算書と運用報告書ツクンナキャいけないのーもうちょーメンドクサイー」
株式ちゃん「????そ・・・そうなんですか・・???」
FM「・・・・!!!OH! ソウダ!株式ちゃん!ちょっとパートタイムジョブしない!?ミーのお手伝いヨ!簡単ネ!」
株式ちゃん「あ・・・アルバイトですかぁ!?ええええ!ぼ、僕、アルバイトなんてしたことないんですけど!」
FM「ダイジョブネ!サシミに花置くバイトよりカンタンね!!じゃあこれよろしくね!」
どさあぁと紙の束が株式ちゃんの前に置かれました。
株式ちゃん「えええええ!!!?ちょ・・!!!FMさーん!!!!」
つづく。

