ギリシャ国債の話は、こうでした。ありていに言えば愚痴でした。
企業が赤字が続けばその企業は倒産します。では、国の赤字が続けばどうなるでしょうか。
つまりは「破綻」します。
破綻すれば、借金が返せなくなります。
借金が返せなければ、ギリシャ国債は、ギリシャに戻れなくなるのです。
存在価値そのものがなくなってしまうのです。
ギリシャ国債のお客さんは、個人というよりも国や大企業が主です。つまりはめっちゃ、ギリシャ国債を買っています。それの価値がなくなるのです。ぞっとしますね。たとえば、あなたが友達に1000円貸していて、それがなかったことになったらどうしますか?その友達をぶちのめしますよね?
ドイツなんかがギリシャ国債のお得意さんなんですが、この借金が返せないとなるとドイツの財政を圧迫することになります。ドイツ、めっちゃギリシャぶちのめしますよね?
そんなわけで、ギリシャ国債のお客さんであるEU各国は、ドキドキしながら、ギリシャのやりくりを見守っているわけです。
借金を返すためには、国の収入を増やさないといけません。国の収入は税金です。
しかし、ギリシャの産業は、地味です。聖闘士星矢ぐらいしか売りがありません。
収入の担い手である企業に元気がありません。しかもみんなめっちゃ、脱税が得意でまっとうに税金を納めようとしません。しかも失業率が12%なので、納税者の12%は、ニートでネットばかりしています。
じゃあ、収入が増えないんだったら支出を減らそうとおもうのですが、ギリシャめっちゃ公務員多くて、人件費が国の財政を圧迫しています。
つまりは、ギリシャ国債のご主人さまはギリシャは やりくり☆BE☆TA でした。
ギリシャ国債:「まったく、まいったよね。EUに入りたい入りたい言ってて・・・僕は無理だっていったんだけど・・。数字まで変えて入っちゃってね・・・。あ、ごめんごめん。ちょっと暗い話になっちゃったね・・」
株式ちゃん:「えっ、あっ、そんなことないよ!あ、いま流れてる音楽いいね!誰の曲だろうね!」
ギリシャ国債:「あ、これかい?じ・・実は僕、音楽活動しててさ。その最新曲なんだ」
株式ちゃん:「へー!すごいね!」
ギリシャ国債:「こんなときだからがんばらなきゃね」
株式ちゃん:「なんてグループ名なの?」
ギリシャ国債:「‘PIIGS‘さ。ポルトガル国債、イタリア国債、アイルランド国債、スペイン国債たちとグループを組んだんだ。みんな利回り高くてさ、話がすごい会うんだよっ。音楽性もばっちりだよ」
株式:「へ・・へー・・・。いいねぇ・・」
国債の世界も大変なんだなぁと株式ちゃんは思いました。
株式ちゃんは、ギリシャ的な料理を御馳走になったので、今度は自分が故郷の料理を御馳走すると約束し、ギリシャ国債のお家を後にしました。
株式ちゃん:「ふう。国債も大変なんだねぇ」
債券:「こんなご時世だ。どこも大変なんだろ」
株式ちゃん:「債券も・・大変・・?」
債券:「俺は・・・そうだな・・・色々あったな・・・」
株式ちゃん:「今度聞かせてね!僕も債券に話したいこといっぱいあるよ!!でもPIIGSの曲よかったね!僕もバンドやろうかな」
債券:「お前が?」
株式ちゃん:「そうさ!そうだ!債券も一緒にやろうよ!!二人でツインボーカルで有価証券音楽業界を席捲するだ!」
そういって、株式ちゃんはおかしそうに笑って故郷の歌を歌い始めました。彼の声はとてもしみわたるようで、債権は遠い故郷を思い出しました。
債券:「この通りをまっすぐ行けば、株式投資信託通りだ。俺が案内できるのはここまでだ」
株式ちゃん:「ありがとう!債券!荷物が片付いたらすぐに遊びにいくね!」
債券:「あぁ・・」
株式ちゃんは、かけだしました。その後ろ姿に思わず債券は、「株式!」と大きな声をあげました。
株式ちゃん:「なに?」
債券:「・・・・・・。お前ら中小型株がこのニポンの未来を背負っているんだ・・・!!!がんばれ・・!!」
株式ちゃん:「なんだよ、債券、そんな大げさな。分かったよ。頑張るよ」
株式ちゃんは照れたように笑って、また走りだしました。その背中が見えなくなるまで債券は彼を見送りました。
債券が家に戻るとそこには、見知った姿がありました。
債券:「・・・・・・!旦那様・・!!!」
ご主人様:「ひゅう!債券!元気してたー!?もう!めっちゃクラウドで、めっちゃもうかっちゃって(笑)みたいな次世代情報化時代万歳って感じだよ!」
そこにいたのは、株式ちゃんと債券の発行元であるご主人さまでした。この間見たときより、着ているスーツの生地がぐっとよく、センスアップしていました。
債券:「ということは・・・・」
ご主人様:「あぁ、君を買い戻しに来た」
債券:「!!!」
ご主人様:「君には、色々苦労かけたね。これからの資金繰りは全部株式にまかして、君は僕のために毎日お茶でも汲んでくれてればいいよ」
ぽんっと、ご主人様は、債券の肩をたたきました。
債券:「・・・・えぇ・・・・・最近利回りが下がってましたから・・・薄々・・気づいていました・・・」
債券は、窓の外を見ました。
橙色の夕日が沈んでいくのが見えました。世界のどこで見たって夕日は同じ色です。
今度は、債権がこの夕日を見ながら故郷の村で株式ちゃんのことを思うでしょう。
そうして、彼のために彼を思って、故郷の歌を歌うのでしょうか。
今度はさよならが言えなかったことを悔みながら、債券は株式ちゃんの笑顔を思い出すのでした。
おしまい。
あ、ギリシャ財政問題少ししか書いてねぇや。てへ☆