ミセス・ハートというお店の商品で、以前は池下やテレビ塔のお店でイートインできたけど、最近は駅やデパートでの店売りに特化したみたい。

天使のババロア01

 
業者さんが持ってきてくれたので、会社にいる人で食べることに。

箱を開けるとカーネーションと「花がしおれないうちに、お召し上がりください」というメッセージカードが添えられていた。なかなかにくい演出だね。

天使のババロア02

 
いい写メが撮れなかったので、上の写メはお店のホームページから借用。(お皿を揺らした動画があれば、この柔らかさが分かるんだけど・・・)
久しぶりに食べる天使のババロアは、プルンプルンで口に入れるとフワッとはかなく溶けちゃい、まさに天使のババロアの名前にふさわしい美味しさで、昨日から身体にまとわりつくようなイヤな空気感がサーッと引き、あとには爽やかな気持ちだけが残っていた。

ごちそうさまでした。
うちのクリニックの透析液は、扶桑薬品工業のキンダリー4Dを使用しているので、メーカーから出ている添付文書を基に浸透圧を計算してみる。

キンダリー4D

こちらが、添付文書。

電解質濃度

 
で、左下の電解質濃度をアップしたもの。

単位は電解質がmEq/Lで、ブドウ糖がmg/dLだから、これをmOsm/Lに変換するだけかな。

前にも書いたけど、注意が必要なのはイオン価が2以上あるもの(カルシウム、マグネシウム)で、mEq/LからmOsm/Lに変換するときには、イオン価で割る必要がある。

取りあえず電解質の浸透圧は、
ナトリウム:140mEq/L⇒140mOsm/L
カリウム:2.0mEq/L⇒2.0mOsm/L
カルシウム:2.75mEq/L⇒2.75/2=1.375mOsm/L
マグネシウム:1.0mEq/L⇒1.0/2=0.5mOsm/L
クロール:112.25mEq/L⇒112.25mOsm/L
酢酸:8mEq/L⇒mOsm/L
重炭酸:27.5mEq/L⇒27.5mOsm/L

ブドウ糖の分子量は180だから、
ブドウ糖:125mg/dL=1.25g/L
      ∴1.25/180=0.0069Eq/L=6.9mEq/L

したがって、透析液の浸透圧は、それぞれを足すと、

140+2+1.375+0.5+112.25+8+27.5+6.9=298.525mOsm/L

血しょうの浸透圧(285±5mOsm/L)と同じとなる。
以前の部署のときは、CAD(コンピューターによる図面作成)が当たり前だったけど、今の部署に来てからは、手書きの図面を渡されることが多く、時代に逆行してる感じ。

分度器

 

こんな分度器が大活躍。
もちろん、三角定規を2本使って平行線を書くことも。
昔の道具を引っ張り出してこないと・・・。(汗)

かかわる業界にっよって、こんなに違うとは驚きだね。
今日は、数式が出てきます。(汗)

同一溶液であれば、浸透圧は溶液中の「粒子」の重量モル濃度に比例する。
言い換えれば、モル濃度が同じであれば、溶質の種類に関係なく浸透圧は同じとなる。

浸透圧の単位は、osmでオスモルと読む。
 1osm:1モルの理想溶液と等しい浸透圧
 1mosm/kg・H2O:水1kgに溶けてる溶質のモル数

浸透圧


これは、浸透圧について、技士さんに質問したときに渡されたもの。

生理食塩水(0.9%NaCl)の浸透圧の計算)

塩化ナトリウム(NaCl)1モルを水に溶かすと、ナトリウムイオン(Na+)と塩素イオン(Cl-)に分解するので、2モルとなる。
技士さんは、0.9g/100mL=9g/1000mL=xモル/L
と、1元方程式から解いているが、
分かりやすいのは、前に書いたブログかな。

もう一度書くと、
0.9%のNaClは、9g/Lで、NaClの分子量は58.44で、水に溶けると2つに分かれるから
2×9/58.44=0.308Eq/L=308mEq/L

ここで、Eq=osm×電荷だから、

0.9%のNaClの浸透圧は、308mosm/Lとなる。

前のブログにもあるように、本当は、これにNaClの解離定数0.93を掛けると正確な浸透圧となる。

イオン化されるものは、注意が必要ってことかな。


教科書から拾ってきた浸透圧(osmotic pressure)の定義は、溶質は通さないが、溶媒は通す性質をもつ半透膜を隔てて、濃度の異なる溶液が接した場合、低濃度溶液の溶媒が高濃度溶液の方に拡散しようとする現象を浸透現象といい、その圧力を浸透圧という。

要するに、濃い方から薄い方へ水(溶媒)が移動する力。

身近な浸透現象は、こんなものがある。

梅酒
漬け物
青菜に塩
肥料をやり過ぎると根腐れする
ナメクジに塩

梅酒の例で説明すると、梅酒を作るときには、梅と氷砂糖を焼酎に漬け込むが、最初は梅の実の方が濃度が高いので、焼酎(溶媒)が梅の実に入っていき、梅の実がパンパンになる。そのうち、氷砂糖が溶けて、今度は焼酎側の濃度が高くなると、梅のエキスたっぷりの焼酎(溶媒)が滲みだしてくる。だから、最初パンパンだった梅の実がシワシワになってしまう。
梅酒造りには、粉の砂糖はNGなのである。先人の知恵は、すばらしい!

透析の場合は、血しょうの浸透圧(285±5mosm/kgH2O)と透析液の浸透圧(ほぼ300mosm/kgH2O)が同じなので、浸透圧ではなく拡散で尿毒物質が抜けることになる。