今日、使用人に男の子は町で暮らせないかどうか訪ねてみた。
使用人からは「野生からいきなり人間と同じ生活をするのは大変でしょう。
けれどそれは知識や脳の発達の遅れが問題であって、食事の所作、会話などの意思疎通は全く問題ありません」
と返ってきた。
確かに、勉強以外は教えてきたのだから当たり前なのだが、勉強をしてこなかったことが問題になってくるとは思いもしなかった。
使用人は勉強を教えてくれるそうなのだが、これがまた相手に伝えるのが上手い。
難しい内容でも男の子はすぐさま頷き、要領よく回答して見せた。
男の子の学力はこれで問題はなくなるとは思うが、本題は男の子が勉強を自分からやりたがるかどうか、勉強を教える分、使用人はまた長くこの家に居候するだろう。
それとも、使用人を主の元へ返すか…。
選択肢が分かれるが、この回答はまた今度にしよう。