電話がおかしいよー。 | 認知症の義母と嫁の私

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認知症の義母との話つづります



今日は義理姉からの電話で昨日の残りのチキンライスしかない!って言っていたらしい。

しかもチキンライスは余り好きではないらしい。

義母は光ちゃんには言わなくていいよ。

気を使うから。って義理姉に言ったらしい。

「お母さん。」

「電話が何かおかしい。何でか知らんけどかけれんのんじゃー。」

「大丈夫。電話は叉元に戻るから心配せんでいいよ。」

「心配せんといけんのは口座かー。」

「銀行も心配せんでいいよ。ちゃんと手続きしてあるから。」

「本当出せれる?お金。」

「出せれるようになるからもうちょっと待ってな。」
「印鑑がないけど○○(長男)が持っとる印鑑でえん?」
「ええよ。出せれるよ。」

「印鑑違うから出せれんのんじゃないん?」

「印鑑変えるから大丈夫。」
「その印鑑ずっと使わせて貰ったらえんじゃな。」

「うん。」

ここで嘘をついた。

毎回の事だが嘘をつく。

「面倒かけたな。」

「そんなんお母さんパニックの時にしたからわからんよー。私でも同じじゃから。」

「そうかなー。」

「そうよ。パニックの時にしたのは覚えてないから。お母さんだけじゃないよ。」

「で、通帳はどうなるん?」
「再発行するよ。」

「ふーん。わかった。これ頼める?」

「うん。ビゲンな。」

「番号わかる?」

「6Gじゃろー。」

「そうそう。」

「じゃーお母さん叉明日来るからな。」

「うん。有り難う。」

今日はお金と電話の話でばかりだった。

こんな日もあるだろぅ。

でも義母は落ち着いて話していた。