カカが教えていたこと | モダンと暮らす、カカと生きる

モダンと暮らす、カカと生きる

脳出血で右半身マヒ&失語症になっちゃった〝カカ〝。
甘えん坊の個性派ビーグル〝モダン〟。

この大切なふたつの宝物を守るべく、介護&家事&稼ぎにいそしむ、お気楽のんびり屋な〝トト〟。そんな仲良し家族の日々をつづります。


カカはプロの料理人でした。
裏原宿『重よし』の大将
佐藤さんの料理に惚れて
辻調を卒業後
佐藤さんの愛弟子のもとで
修行を重ね、1995年1月17日
阪神・淡路大震災当日
福岡に帰ってきました。

その年の6月10日
『千菜(ちさい)』という
小さな料理屋を開店。
2006年末までの11年半
店主として切り盛りしました。
店と並行してやり始めた
野菜料理教室は大人気で
千菜閉店後は、料理教室を
メインに、メニューの監修や
時には出張料理も
手がけていました。

1999年、千菜にて
39歳のカカ。若いねぇ🤣

カカが大切にしていたのは
食感と献立。
飽きのこない、ハッとさせる
食感。
最初から最後まで食べると
心とおなかが幸せになる
献立。

料理教室の生徒さんに
教えていた言葉の数々は
トトもよく耳にしました。
カカは雄弁な先生だったし
たとえが上手かった。
レシピも、簡単な手順を
教えるだけで、基本的には
分量も加熱時間も
体感重視😁。

「だって、家庭によって
鍋の大きさも厚みも火力も
違うやろ?同じ食材使っても
個体によって違うけん
そのつど考えないかん」
だから、音や香りなど
五感を大切にしてたね。
「音が変わったら入れる」
「音が変わったら火を弱める」
「この香りになったら加える」
って感じでね。

材料も店や料理教室では
もちろん揃えるけど
家や友人宅ではいつも
ありあわせでパパッと
作ってました。
料理教室でも代替野菜など
アレンジまで教えてた。

カカの親友・ゆみさんの愛犬
ヤシテ君と
カカのたった1人の愛弟子
京子と。元気にしてるかーい

店や料理教室のメニューを
考える時は
よくつきあわされたなぁ😁
ドライブに行くと必ず
仕入れも兼ねて道の駅など
産直店に立ち寄った。
メニューに合わせて
食材を買うのではなく
野菜に合わせてメニューを
考える。どう料理したら
この素材を一番美味しく
食べてもらえるか?
ま、そう考えるのは
プロなら当たり前だけどね。


田舎暮らしを始めた

(元)幻の家政婦で料理家の

タサン志麻さんの番組を

見ていたら

カカと同じような言葉が

いくつも出てきて

料理人で、野菜料理教室の

先生だった頃の

カカのことを思い出したよ。


田舎で暮らして

家の横の畑で作った野菜で

いろんな料理を作るのも

カカの夢でした。


ただし、3年くらい

畑借りて野菜作りもしたけど

カカはもっぱら

野生のたけのこや山菜

できた野菜の収穫専門で

畑作り、野菜育ては

トトの仕事でしたが😢



◆あの日のモダン


去年の今頃。
この服がよく似合って
可愛くて、可愛くて。
ハイシニアの可愛さMAX。
存在そのものが愛おしい。


◆トト飯

豚肉とプチヴェール椎茸パプリカの
あんかけ、玉ひも煮、
カブの漬物
鶏プチヴェール椎茸のバターソテー
あとは、残りもの
菜の花とミンチのドライカレー
煮つめてないけど😁