島原 | モダンと暮らす、カカと生きる

モダンと暮らす、カカと生きる

脳出血で右半身マヒ&失語症になっちゃった〝カカ〝。
甘えん坊の個性派ビーグル〝モダン〟。

この大切なふたつの宝物を守るべく、介護&家事&稼ぎにいそしむ、お気楽のんびり屋な〝トト〟。そんな仲良し家族の日々をつづります。

取材と原稿書きに追われていたさなか

島原(長崎県)に行ってきた。

トトが、2歳半から中学校卒業までを過ごした街。

今年の春、32年ぶりに再会した中学校の仲間たちが

「みんな集めるけん、びわきゅうしに来て!」

と、声をかけてくれたのだ。

仕事をさせてもらえるのは、何よりありがたい。

朝イチで、お弁当とベッドとおもちゃと持たせて

モダンをサロンへ連れていった。


昼には島原に入り

仕事開始まで、市内のあちこちを巡ってみた。


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島原で一番?有名な風景。武家屋敷周辺

このすぐ隣の中学校が、トトの母校だ

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中学の頃、住んでいた家

広い大きな家に住むんだ~!と、嬉しかったな

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小学校の頃住んでいた家

家業の事務所と倉庫も棟続きで

倉庫は雨の日のあそび場だった。

晴れた日は、周辺の空き地や山が遊び場。

毎日、あきもせず、よく遊んだなー。

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幼稚園の頃住んでいた家と、その隣三軒は

今はもう誰も住んでいなかった。

草ぼうぼうの様子が、年月の流れを感じさせた。

この家には風呂がなかったので、毎日近くの銭湯に通った。

当時、母がつけていた家計簿には

トトのパンツ代30円、なんて記してあったな(笑)

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通っていた幼稚園も、昔の建物はすべてなくなっていた

入ってすぐの教会もなく、狭い狭いと思っていた敷地が

思いの他広いことに驚いた。

よく考えてみると、周囲の土地を買ったんだろうな。

雨の日に園庭に捨てられていた仔犬が

家に帰ったらいた。

「ジュン」と名付けられたその犬は

その後10数年、わが家や

父と一緒に働いていた、母方の叔父のもとで暮らし

老いたある日、姿を消した。

穏やかで賢い、本当にイイ犬だった。

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見なれた山・眉山(まゆやま)

小学校から見る正面の姿は、ほんとに眉毛のようで

ホッとする風景だった。

この裏手に、普賢岳が続く。


♪緑の風に声あげて、呼ばば答えん眉山の

 尊き姿仰ぎつつ、学べば心清きかな

 島原第三、ここにあり♪


小学校の校歌、まだ覚えてるよ(笑)

1日半で10人の方にびわきゅうを体験してもらった。

みんな喜んでくれて、嬉しかったなぁ。

1日目の夜は、仲間の一人が営む店に集まり

別の仲間(実家が魚屋さん)が、新鮮な刺盛を差し入れてくれた。

まぁ、タコ刺の、なんと美味かったこと!

思わず黙りこくって食べたよ。

島原の魚は、安くて美味い。とにかく新鮮。

あーだこーだと語り合って、気づけば午前様。

それでもホテルに戻って、いつもより長く眠れた(笑)。


翌日は朝9時から夜8時まで、びわきゅう三昧。

終わり次第、福岡に戻るトトに

「車の中で食べて」と、仲間が手作りの弁当を届けてくれた。

真っ暗な道を車で走りながら

まだ温かいおにぎりをほおばると、フッと

(カカもよく遠出の仕事の時は、こうやって弁当持たせてくれたなぁ)

なんて思い出して、ちょっと鼻の奥がツーンとなった。

カカの弁当を食べることは、もうないんだよなぁ…。

うまかったなぁ…なんてね。


結局、下道(一般道)を走って、脊振の有料トンネルを越えて

23時過ぎには、帰宅した。

さすがにその夜はパソコンに向かう元気はなかったけど

翌日から、仲間たちとの楽しい時間を思い出しながら

もらった元気を全開して、書き仕事に取り組めた。


あ~、行って良かったなぁ…。

また必ず来て欲しいって言ってくれたから

仲間の顔を見に、また行こう。







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2泊のお泊まりも慣れました。

今回はキュンキュンなかなかったよ。

でも、おうちに帰ったらトトにべったりくっついて、寝た。


ポチっとよろしくお願いしまーす。


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