記事を最後まで書き上げた次の瞬間
携帯が突然再起動し、記事はどこかへ行ってしまった。
脱力感ですぐには対応できず…。
アメーバの不具合なら
なんとなく「も~!」と思えるんだけど
携帯の不具合ぢゃ、どーしようもない…フー…。
夜中2時半…あったかい布団で夢心地のトト…。
カカはトイレに行った様子…。
しばらくして
「オネガイ!」という声で起こされる。
「ん?どーした?はっきり、ちゃんと言えたねぇ…」
と、寝ぼけ眼で起きながらカカを見ると…
何ば、つけとーと?
トイレを見に行くが、異常はない。
ん?…ふと気づく!あ、牛乳だ!
なんと!カカがトイレの帰りに
のどがかわいて、冷たいものでも欲しくなったんだろう
自分で冷蔵庫を開け、開封していた牛乳を飲もうとしたらしい。
でも片手なのでうまくいかず、胸元にこぼしてしまったらしい。
トトは思わず言ったよ。
「すごいね!自分でやってみた?えらいね~。
大丈夫、大丈夫!服は着替えればいい。
それより新しいことをやってみようと思った
その気持ちが大事!えらいね~。すごいね~」
そして、頭をくしゃくしゃなで回した。
いやぁ、やるね~、カカ。
カカが自分で冷蔵庫を開けたのは
倒れてから初めてのことだよ。
まして「のどが渇いた」→「なんか冷たいものがのみたい」
→「冷蔵庫になんかあるかな?」
と考えて行動したことに、トトは感動したよ。
枕元にはいつも、黒豆茶を置いてある。
たまには違うものを、と思ったのかな?
開けてみたら、あんまり好きじゃないけど牛乳があった。
冷たくて美味しそうだから、飲んでみよう…。
で、飲もうとしたらダラダラダラ…。
そんな一連の、カカの気持ちと行動を想像したら
あんまりかわいくて笑っちゃったよ。
どうしよう…と思っただろうな。
でも自分ではどうしようもできないから
叱られるかも…なんて思いながら
「オネガイ…」ってトトを起こしたんだろうな。
牛乳パックは、ちゃんと冷蔵庫の所定の位置になおしてあった。
結局ちゃんと飲めなかったみたいだから
まずはコップに牛乳を注いでやると
コクコクコク…と、のどを鳴らして美味しそうに飲んだ。
それから、ベストもシャツも肌着もブラトップも
ズボンも車イスの座布団も濡れてたので
全部脱がせ、リハパンひとつの裸ん坊にして
着替えさせたよ。
すっきりしたカカはゴキゲンもなおって
ニコニコ顔。
真夜中だったけど、小一時間びわきゅうをあて
カラダをポカポカにして、寝かせた。
もともと、何をしでかすかわからなくて
目が離せないような人だったけど
ちゃんと、そのキャラクターが戻ってきたみたいだね(笑)。
何にせよ、新しいことをしてみようとしたら
危険なことでない限り、いつだってほめてやろうと思う。
できることがひとつでも増える喜び。
この病気にならなかったら、味わえなかった喜びだからね。
■トトシェフ レポート
◎ちゃんぽん
海老、イカ、豚肉、ピーマン、タマネギ、ネギ、
キャベツ、椎茸、ニラ、ニンジン
いつもはうどんだしで和風に作るけど
今日は豚骨スープで、スタンダードな味にした。
◎トトの床漬(ニンジン)
モダンもちょっとだけ牛乳もらったよ。
子犬の頃はおなかをこわすからって
ヤギミルクだったけど
2歳になった時、初めて飲ませてもらった。
もう、あまりの美味しさに、恍惚の思いだったよ。
たま~に、トトが飲ませてくれるんだ。