あの日から、今日で30日。
早かったよーな、ずっと昔の出来事だったよーな
とても不思議な気持ち。
あの日の緊迫した場面は、今でもありありと脳裏に浮かぶけど
自宅⇒実家⇒病院⇒実家⇒自宅 の間に、仕事をする、という
毎日の流れにもいつの間にか慣れて
やっぱりとっても物足りないけど、モダンとのおるすばん生活にも
どうにかリズムができてきた。
この間、カカに相談せずに決めたこと。
大きな決断は、今の自宅をひきはらうこと。
引っ越したばかりで、最後の段ボールをほどいたのは
カカが倒れた二日前。
この家にカカが寝たのは、ほんの10日足らずだったな。
サイトで見つけた物件で、一目で気に入って
「ここに住みたい!」と言ったカカ。
カカが気に入ったんなら、いーか、家は女性のモンだし、と
苦笑しながら決めたっけ。
無職になって急遽帰ってきた我々に、この部屋を貸して下さった
大家さん、本当にありがとうございます。
ややこしい状況につきあって、いろいろと骨を折って下さった
不動産屋さん、皆さんのご厚意は一生忘れません。
ほんとは、5年でも、10年でも、15年でも住みたかった部屋ですが
こんなカタチで、こんなにあっという間に
この部屋を手放さなければならなくなったこと
本当に残念で、申し訳なく思います。
はじめはここでカカが戻るのを待とうと思ったけれど
そうすぐには戻ってこれそうもないので
少しでも再出発のための資金を貯めておきたくて
引越を決断したのは、トトです。
荷造りもみんなが手伝ってくれるそうです。
引越し屋さんの段取りや、荷物を預けておくコンテナ探しなど
頼もしいCちゃん夫妻がやってくれました。
たくさんの仲間に支えられて、我々が生きていることを
あらためて感じています。みんなホントにありがとう。
今の病院とリハビリ病院を退院した後、
カカは実家のご両親の元でしばらく過ごすことになりました。
その間、トトは自分の実家にお世話になりながら
しっかり働いて、カカを迎えにいく基盤作りに励みます。
別々に暮らすことが起こるなんて、考えてもみなかったね、カカ。
カカが目を覚まさない間に、こんな大事なことが
決まってしまったこと、無念で無念で…。
モダンと3人の暮らしを守れなくて、
ふがいないトトで、本当に、本当に、ゴメンね。
カカが倒れて命がけで病気と闘っている時でさえ
涙を流す暇もなく、突っ走ってきたけれど
3人の暮らしを守れない自分が
情けなくて、悔しくて、初めて…。
まだまだ未熟だなぁ…と、反省。
今回の事は、我々の人生に起こった、大事なチャンス。
ここで自分をせっせと磨いて、
もっと強く、もっと優しく、もっと大きな人間になるよ。
ありがとね、カカ。
ゴメンね、カカ。
ちょっとだけ待っててね。すぐに迎えに行くからね。
モダンがいるからだいじょーぶ!
ワールドカップだって勝ったし!
(後ろの画像はカメルーン戦)