どんぐり倶楽部でお勧めされていたこちらの本。
- 殺意をえがく子どもたち―大人への警告/三沢 直子
- ¥1,575
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つらつらと、昨日あたりからまた読み返していました。
1998年に出版された、じつに12年前の本です。
当時話題になった、「神戸小学生殺害事件 」がきっかけで書かれたようです。
子供たちが大変変わってきている、といった内容です。
12年前に、すでにこんなに恐ろしいことになっている、では、今現在はどんなになっているんだろう・・・と、つらつらと今日も考えていたところ、こんなブログ記事を読みました。
虹色教室通信・・・学校に通いだしたら、どんどん勉強嫌いになっていく?
シリーズで10まで記事になっていますが、「やはり」という気持ちでいっぱいになりました。
子供たちがおかしくなっていく、その、現在の様子がありありと分かります。
私は子供たちを育てる根本的な理念として、どんぐり倶楽部を選びました。
どんぐり倶楽部では、小学校6年間を通して、机に向かって勉強することよりも遊ぶことを推奨しています。
そのために、勉強に裂く時間を極力減らすために考えられた、数々の教材をほぼ無償で提供しています。
考える力を育てるための文章問題は、週に1問解けばいいこととなってます。
そのほかには何もすることはない、とにかく自主的な遊びを、ということだと思っています。
漢字を覚えるにはノートにびっしりと練習するのではなく、イメージフィックス法で。
宿題も、「してはいけないもの」と定義されてます。
中学受験にも否定的です。
とにかく、すべてを通じて「小学校のうちに遊ぶ時間を削ってはイケナイ」という理念があります。
(当然ながら、この場合の「遊ぶ」の定義には、テレビゲームやテレビは入らないですよ!)
ところがいまの小学校は、まったくの正反対の教育をしようとしています。
低学年のうちからの毎日の学習のすすめ。宿題づくし。
一日何十分は机の前に座りましょう・・・机に向かうことと、学習はまったく別物なのに。
机に向かってノートやドリルを埋めることが「勉強」だと思っている先生が多すぎます。
それが苦痛で、子供たちはどんどん「勉強嫌い」になっていくのに。
子供たちはいま、毎日5~6時間の授業を受け、かえってからは宿題に追われ、
習い事やクラブ活動におわれ、「自分の意思」に気付く暇も与えてもらってません。
いまの教育界そのものが、自分の意思のない、イライラした、ちょっとしたことで爆発をおこす
危険な子供を育てているのに、ちっとも気付いていない。
神戸の事件が起きたのは13年も前のハナシです。
そのころ中学生だった子供は、とっくに家庭を持ち、子供を育てる世代に育っています。
なにも対策が立てられないままに、異常な事件が日々あちこちで起こっていても騒がれもしない、
だれも異常だと思わない時代になってしまいました。
政権争いをしている場合ではないはずなのに。
子育て支援に、お金はいりません。
無駄な上物もいりません。
子供の教育とはなんなのか。子供にとって、一番大切なものはなんなのか。
国際社会での学力テストの成績を上げるためだけに、読み書き計算を徹底させようなんてばかげた考えをやめて、子供たちに自由な、自分たちの時間を与えてください。
自由な時間をテレビやゲームに奪わせないでください。
何が子供たちをおかしくしていくのか、真剣に考えて欲しい。
きっとこれから起こるであろう、自民党と民主党の足の引っ張り合いを思うと、
それを陰で笑いながら面白おかしく政界に騒動を巻き起こそうとしている心ないマスコミの報道を思うと、
憂鬱でなりません。
また、何も進まないまま、時だけが過ぎていくんです。