こんにちは



皆さんは「和食」が
2013年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されたこと、ご存知ですか。


私は知ってたかなー…
聞いたことはあったかも?


あったとしても
へー、そうなんだーくらいの
認識だったかなと思います。





先日、いつも見てる
NHKBSの「アナザーストーリーズ」で
この「和食」が世界無形文化遺産に登録されるまでのいきさつをやっていまして




私たちが普段、何気なく食べている食事


ご飯と味噌汁と旬の食材を使ったおかず


醤油や味噌などの発酵調味料


おばあちゃんから娘に
娘から孫にと伝わっていく
郷土料理


お正月や年中行事に食べる伝統的な料理


それら全てが「和食」として


「無形文化遺産」


なのだと知りました。





そのことを
テレビで見た日、


私は晩ご飯に
肉じゃがを作りました。


その和食だと
とくに意識してたわけではなく、
いつもの感じで。


そしたら息子が
「これって無形文化遺産?」


と言ったのです。





はっ!!


とってもはっとしました。


たしかにそうだね!!


これは、和食だ。


てことは


その瞬間。


このテーブルの上に
今まさに
無形文化遺産があるんだと気がつきました。


これはなんてすごいことだーー




私の料理はいつも
ほんとに素朴な茶色いおかずを
大雑把にどーんと皿に盛り
出して終わり、なんで


まさか、それを


無形文化遺産とは思ったこともなかったけど


なにも特別なことじゃない
こんな普段の食事が
「和食」を守っていることになってて
そしてそれが世界につながっているのかと
本当に驚き、感動してました。







そしてこのお話には
驚きの展開があり…


翌日は、チカマナプラチナのzoom会で


千景さんがお話ししてくれたのは
とてもとても大きなお話し。


私たちの視点の先にあるものは、
社会や地球規模のものだとしたら。


そう思って身の回りを見渡してみたらと…


そんな、とても視野が広くなるお話しで。




最近の私は感じるものが大きくなって
視点が社会や地球規模になってるのだけど


ふと
先日思ったのは
「もしかして毎日家族のためにご飯作ってることや
お出汁をとってることは
社会のためや地球のために
なってるんじゃなかろうか」と
そんな風に思えてきて
・・
(意味はないのだけど)


そんな事を感じていたら
毎日お出汁をとることや
家族にご飯を作ることが
より愛しい時間になったのです



これは、
まさに、まさに。
「和食」すなわち無形文化遺産が
我が家のテーブルにある
そのことではないですか。


お話を聞きながら
ぐわーーと
胸が熱くなり、鳥肌がたつ思いでした。


そして、


どんなに社会だ地球だと騒いだって

やっぱり私が伝えたいのは
自分を含めた2メートル圏内の幸せ
ここです、ここでした
ここに辿り着く
ここを伝えたい
ここを大切にしたい




ここがわかると
私の日々の暮らしへの思い
大げさにいえば
生き方すら
違うものになっていくと思いました。


それはなにも
なにかを悟ったように?
わがままをしないで欲をかかないで
世のため人のため生きるとか
気負って
いい感じの暮らしをするとか
そういうことではなくって


私の普段が
彩りが濃くなるといったらいいかな。


私は私の地味な茶色いおかずを
地味な茶色いおかずのまま
私はここで和食を作り、家族と食べる。


それをどうってことのない
さえない、つまらない、くだらないことだと
見ながら生きるのか。


親から伝わった和食を食べるという習慣や
お出汁の味やかおりにほっとできる感覚を持ってることや
それを家族と食べ、娘や息子と共有できることを
喜び、感謝を持ってる生きるのか。


そこだと思うんです。


そこに気がつくかどうかで
行く先はまったく違うものになるのでしょう。




今日も私の

自分を含めた2メートル圏内の幸せ


これを心にとめていこうと思います。