仕方ないから無理やり起こす作戦にでることにした。
トド松「おそ松くん、起きて~!」
おそ松「……
」
」応答なしかよ💧
足でゲシゲシしたり音量大の目覚ましを耳元に持っていくも、ピクリとも反応しない。
流石長男、なかなか布団から出ようとはしない。
僕は、最後の手段にでることにした。
おそ松兄さんの耳元にいき甘い言葉で囁く。
トド松「ねぇ、デートしない?おそ松くん」
するとピクリともしなかったおそ松兄さんが、いきよいよく飛び出してきた。
おそ松「え?マジで!!?」
トド松「……うん、マジ」ニコー
よっしゃあああ!引っかかったな
末っ子なめんなよ、ププっ
おそ松「あ、、ちょっ、3分で支度するから待ってて!」
おそ松兄さんは、毎朝つく寝癖に気がつくとすぐさま支度をしに洗面所へ向かって行った。
……ついに、仕返しをする時がきた!!!
僕は、不敵な笑みを浮かべ玄関でおそ松兄さんが支度を終えるのを待った。
数分後、支度を終えた汗だくなおそ松兄さんが玄関にきた。
異常なほどの兄さんの汗は、急いで支度をしたためにでたものと多分僕を可愛い女の子と勘違いして緊張している残念なものに違いない。
おそ松「お待たせ~!よし、行こうか」ハァハァ
トド松「トド子、可愛いラテアートのあるカフェ行きたいなぁ」
フフ……とられた分のお金は、キッチリ貢いでもらうんだからね、おそ松兄さん♡
おそ松「ラテアート?……う、うん!でも俺そーゆうオシャレなカフェあるとこ知らないから連れてってくれないかな?」
トド松「いいよっ♪」
僕は、おそ松兄さんの手をとり一緒にカフェへ向かった。
手をとった瞬間、おそ松兄さんの鼓動は僕に聞こえるくらいまでに伝わった。
傍から見れば、初々しいカップルのデートに見えるに違いない。
ただ残念なことに、馬鹿な長男ニートと中身が男の2人でラテアートの可愛いカフェへ入る絵図らは、なかなかシュールなものだと僕は思った……。
ウサギにネコにクマさん様々なラテアートがある。迷いに迷い注文した可愛いラテアートを写メで撮っているとおそ松兄さんは、僕を見て笑っていた。
トド松「何がおかしいの?」
おそ松「あ、いや~トド子ちゃんってなんかさ俺の弟に似てるなぁーとか考えちゃってさ!」
……や、やば💧
素が出すぎたか!?
トド松「へ、へぇ~!確か六つ子なんだよね?もしかして昨日いなかった方のこと?」
おそ松「そうそう、トド松っていう末っ子なんだけどさ。……まぁでもトド子ちゃんのが100倍可愛いし、アイツはドライモンスターだしやっぱアイツと一緒にするなんて失礼だな!ゴメン、トド子ちゃん!」
ドライモンスターで悪かったな。
ってかお前の目の前にいるのが張本人だからな
トド松「そうなんだぁ。でもトド松くんってカッコよさそうじゃない?昨日タンスで見たけどトド松くんの服オシャレそうだし?」
おそ松「そうかー?アイツはやめておいたほうがいいよ、トド子ちゃん。
アイツの正体は羊の皮をかぶった野獣だから!アイツの趣味はヘソのシワとか訳わかんないし」
トド松「……ちょっ、それ💧」
バカ!今この可愛いもので溢れている所でその発言やめろ
おそ松「あれ、顔赤くない?大丈夫?」
お前が変なこと言うからだろ……
トド松「ん?、、大丈夫よ💧」ニコ
おそ松「あ、そうだ!トド子ちゃん、ちょっとあとで一緒に買い物付き合ってくれないかな?」
おそ松兄さんは、そう言うと会計をサッと支払ってくれた。
それから僕が行きたい服屋さんやら美味しいランチを奢ってくれた。
女の子って得だなぁ、普段ならおそ松兄さんにたかられてばかりで奢ってもらうことなんてそうそうないのにっと思った。
最後にお店を出てて着いた場所はケーキ屋さんだった。
トド松「今日なんかの日だったけ?」
おそ松「あー、いやそうじゃないんだけどさ実は……さっき話したトド松がずっと帰ってこないから心配でさ。
俺がアイツに無駄でお金借りたの怒って帰ってこないのかなって思ったから、お詫びにケーキでも買って今日はアイツの帰りを待とうと思って。」
少し照れ臭そうにおそ松兄さんは話した。
トド松「そうだったんだ……」
おそ松「悪いお兄ちゃんだよなぁ。
でも普段ずっと一緒にいると、心配してるとかゴメンとか素直な気持ち直接言うのが恥ずかしくてさ。ナハハ」
トド松「もう、多分怒ってないよ。今日は帰ってきてくれるよ……きっと。」
おそ松「だと、いいけどなぁー。
あ、……だからさ一緒にアイツと好み似てそうだから選んでよ!トド子ちゃんがケーキ」
ムカつく長男だけど、そう言って優しく笑った兄さんの横顔みたらなんだかこれ以上騙して仕返しするのも馬鹿らしくなった。
ケーキ屋さんをでたら、帰ろう。
携帯を見るとカラ松兄さんからの鬼電や一松兄さんからLINEがきてた。
それから僕は少し高いケーキをあえて選んでおそ松兄さんとトド子の姿でバイバイをし
元の姿に戻るとトド松として家に帰った。
日が暮れてもう夜に近い夕方だった
家に帰るとチョロ松兄さんと十四松兄さんが安心した顔で僕を見ていた。
カラ松兄さんは、全力で抱擁してきた。
一松兄さんは「おかえり」と一言だけ言って普段通りの様子だった。
LINEではかなり焦った感じだったのに。
そしておそ松兄さんと目が合った。
おそ松「おかえりー!遅かったじゃん、兄ちゃん寂しかったぞ。……これこの前の借りのやつ。」
トド松「……ありがと」
おそ松兄さんは、一緒に選んだ高いホールケーキを差し出してきた。
皆で6等分して食べたケーキは美味しかった。
やっぱり僕はトド子じゃなくてトド松のがいいなと思った。
終わり
