実際に私がどんなふうにアダルトスクールのESLと、大学のESL(3Quarter winter, spring, summer) に通ったかを、時系列で記しておきたいと思います。
2012年 1月下旬に渡米し生活が落ち着いた頃、6.7月に初めてアダルトスクール(市が運営していてとても手頃に通える)のSummer ESLに通いました。週2回で、1回の授業は2時間のクラスでした。Summer ESLだったのでplacement testもなく確か90ドルくらい払うだけで予約出来ました。クラスは95%以上が旦那様の駐在で一緒に渡米してきた奥様方。私のクラスは、日本人20%、韓国人30%、中国人30%、そのほかは中東系、東南アジア圏の方と言った感じでした。お友達はどんどん増え、皆様すごく向上心もあり多くの刺激を受けましたが、私にとっては授業内容は良かったものの、宿題はゼロだったし週トータル4時間授業に出るだけではあまり実力が伸びている感じがしなかったので、大学のESL受講を考え始めました。
2012 8月
とにかく何もわからない状態だったので、9月からの入学を考えている人のための近くのコミュニティカレッジの入学説明会に主人と息子を同行させ行ってみました。あとで調べてみると、「コミュニティカレッジ」とは日本で言う専門学校のようなものでしたが、ここのコミュニティカレッジはカリフォルニア1位のレベルで知られる有名校でした。高校を卒業し、UCLAとかUC Berkeleyへのトランスファー(1、2年ここに通い、必要単位を取得したら、3、4年は他の大学に編入出来る制度)を目指して通ってくる優秀な学生も多く、クラスの内容も期待が持てました。後でクラスで知り合ったクラスメイトも、ここの映像学科に通いたくてわざわざロスから引っ越してきたとか、有名だったのでサンフランシスコからわざわざ1時間かけて通っている、という人達もいて、いい学校がたまたま近くにあったことに感謝です。
説明会後、しばらく入学方法や授業料などをWEBSITEで調べました。
受講料に関しては、1,Resident 2,Non-resident 3,Internatinalstudentの3つの料金設定がありました。その他の、登録料、教材費、パーキングも別にかかってきます。
海外から来た人が授業を単発で取る場合、アメリカに来てから1年経っていることが書類で証明できればResident feeが適用されるのですが、1年未満だと1単位につき130ドル以上の授業料がかかってしまうのです。何単位取るかにもよりますが、トータルするとすごく差が出てくるので、だいたい1年待ってから受講する方が多いようです。私は時間を無駄にしたくなかったので仕方なく1月頭から始まるWinter Quarter からNon-residentで申し込むことにしました。本当は9月スタートのFall Quarter が良かったのですが、Placement Test の結果待ちに2週間以上かかる関係もあり、最短が1月スタートでした。ちなみにここからさきの手続きはPlacement testを受ける以外すべてネットで出来ました。
10月下旬にPlacement testを受けに行きました。
90単位のDegreeを取ったり、25単位くらいのCertificateを取る場合、どんな科目であろうと、数学と英語のPlacement testを受けることが必要となりますが、ESLだけの受講でしたら英語のPlacement testだけで良いとのことでした。
テスト内容は、文法とライティングでした。合わせて一時間くらいのものだったかと思います。文法はPC画面の簡単なストーリーの英文の中に、4択の質問がたくさん埋め込まれていて、どんどん正解を入力し選択していくもので、簡単に見えても見落としやすい物もあったりしました。ライティングは、確か「テクノロジーの変化が最近の私達の生活をどのように変えたか?」という内容だったと思います。レターサイズ(日本のA4くらいの大きさ)の紙に鉛筆で記入するスタイルでした。その頃TOEFLも受験してたのでライティングに関しては、TOEFLで使ったテンプレートをもとにかなりスラスラと書けたように思えます。
しかしながら、言い訳のようになってしまいますが、Placement test当日は、39度の熱が出てしまって、かなりふらふらしながら行ったので、もっと良い点が取れたように思います。でも後から考えてみると、Winter Quarter が始まって一ヶ月くらいで妊娠がわかり間もなくつわりが始まり全然家で勉強できない状況が続いたので、簡単なクラスから始められて良かったと思いました。
11月 Placement testの結果が出ました(ネットで見ることが出来ます)。
私の通ったカレッジでは、ESLは約6段階に分かれており、それぞれの段階でlistening, speaking, writing, reading のクラスがあります。クラスの段階によって、この4つがひとまとめになって10単位となっていたり、他の段階のクラスではreadingが3単位でひとつのクラス、listeningとspeakingは3単位だけど合わせて一つのクラスだったりしました。ESLのSequenceが描かれたチャートがあるのでそれを参考にどの授業を取っていくか見ることができます。 一番簡単なクラスを1とすると、私は4のリーディングと5のリスニング・スピーキングから始めるようアサインされました。(参考程度に、私は学生時代は英語が苦手だったのでほとんど英語の勉強はしませんでしたが、CA時代は強制的にTOEICを受けさせられており、その時のスコアは700程度でした。風邪を引いてなければもう一つ上の段階にアサインされたような気もします)
12月、アサインされた通りの2つの授業をネットでレジスターをしました。事前にクラスのスケジュールが公開されるので、それを元に息子の幼稚園の時間などを調整しました。ちなみに、クラスのレジスターできる日というのはそれぞれの学生によって違います。Continuous studentやInternational studentは先にレジスター出来る権利があり、私のように初めてのResisterでしかもNon-residentだったりすると、プライオリティーは最後の最後になってしまいます。私のレジスター開始日にはすでにほとんどのクラスがウェイティングリストでいっぱいになっており、どのくらいの空きが出るかもわからないまま、とりあえず、ウェイティングリストの少なそうなクラスを選びレジスターしました。
確か、2つのクラスとも5から9人くらいのウェイティングがあったと思いますが、1月7日から始まる授業で、3日前と2日前にようやくウェイティングに空きが出て受講できることが決まりました。(お正月中もなんだか不安に過ごしたことを覚えています)このカレッジでは空きが当日まで出ない場合でも直接クラスに行き教授と話し合って、受講を認めてもらえるケースがあります。意外とドロップする人も多いので結構思ったよりは受講できる事のほうが多いと思います。
結構長い時間、入学まで費やしてしまいましたが、通常は授業が始まる1ヶ月くらい前にテストを受けておけば、次の学期から受講可能です。
長い文になってしまいましたが、次のブログで
実際の授業内容について触れていきたいと思います