ただいま味噌用の大豆が茹で上がり冷めるの待ってます。
ということで、ブログを書きます。
特にこれといった農業記事も釣りの記事もないのですが、
数日前までずいぶんの間、体調不良でぐったりしていた時に仕事以外でしたことといえば・・・
包丁を研ぐことです。
釣りは好きですが、僕の釣りは食べるための釣りです。
もちろん、釣りして人に負けたくないし、ボウズは嫌なので釣りのテクニックを磨きたい。
とはいえ、「釣ったら食べる」が自給自足釣りの鉄則。
キャッチ&リリース?キャッチ&イートですよ♪
僕が大阪にいた18歳〜23歳の頃、和歌山まで電車で釣りに通うのは学生の身の上では贅沢なお話。
なので、琵琶湖にブラックバスを釣りに行ってました。
周りの釣り人の冷たい視線を浴びつつも釣ったブラックバスはクーラーボックスの中にイン♪
ブラックバスがこんなに美味しい魚なんだって初めて知りました。
特にパン粉をつけないフライ。皮を引いた身に塩コショーして、片栗粉とか小麦粉をまぶして揚げたものが大好きです。
あ、話が横道に逸れましたが、何が言いたいかと言いますと、「食べるには捌かないといけない」です。
秋〜春の間は釣った魚をそこそこの数をさばき、きれなくなったらとりあえず切れるように刃をつけるだけ。
そんなことを繰り返していると冒頭の写真のように古ぼけた包丁になってしまいました。
▼切先は飛んで、錆が原因の虫食いまであります。
研ぐのめんどいから買い直そうか???
と、思いましたが、この包丁は女房と結婚し、初めての2人揃っての買い物で買った包丁です。
あれから32年、たかが庖丁とはいえ、家族や友達とのいろんな思い出が詰まっています。
やっぱり捨てられないな・・・
この時まで使っていた貝印のコンビ砥石(#800 #1200)ではよく切れる包丁にするのは無理なのかな?
ということで、包丁を買わずに砥石を買ってみることにしました。
▼#6000と#1000のコンビ砥石を買いました。
もうちょっと気を利かせて#3000と#6000のコンビ砥石にしてほしかったな。
▼そのほかにも面直し用にダイヤモンド砥石も買いました。
しかし、この#6000番・・・
絶対に#6000じゃない!!こんなザラザラの#6000があってたまるか〜〜!!
▼軽く研いでみると筋がついてくる!?
どっちかというと#1000の方が滑らかです。
まがい物をつかまされました。ネットショッピングって実物を確認できないのが難点。
仕方なく、貝印のコンビ包丁で研ぐことにしました。
やっぱり高価なセラミック砥石を買わないとダメかな〜?
ん!?そういえば!!!
天然砥石の仕上げ砥を持ってた気がする!
▼ありました!物置の奥底に♪
32年前の包丁が切れなくなってきたので、砥石を買いに行き、「天然合砥」という謳い文句に惹かれて購入。
しかし、全然研げない!というか、研いでも研いでも切れない。
そりゃそうだ・・・切れなくなった包丁をイキナリ仕上げ砥で研ぐなんて、今思えば笑ってしまいます。
しかし、合砥なんて専門用語を書かれていても素人にはそれが仕上げ砥石の意味だなんてわかるはずもなく・・・
僕は小学生の頃から魚をさばき始め、中学の頃には今と同じくらい捌けるようになっていましたが、
包丁を研いでくれるのは宮大工だった祖父です。
なので、研ぎに関してはズブの素人。
素人の考えることはワケわかりません。
とりあえず、なんとか切れるようになってきたのでお次は「革砥」で最終仕上げ。
▼革砥にもピンキリがあり、これはめっちゃ安い2000円もしないもの。
研ぐとテープの貼られていない部分には刃が当たっていない・・・
▼それでもなんとか研ぎ上がりました♪
完璧かといえば全然そうでもなく、購入時の切れ味に比べればまだまだです。
でも、紙とかスカっと切れるし、刺身も以前に比べれば面白いように切れるようになりました。
後日、友達と電話で話ししていて、包丁の研ぎの話になったら「俺のも研いでくれ!」と、包丁を持ってきました。
▼練習がてら(仕方なく?)研いであげることにしました。
出刃包丁
そこそこキレイに手入れされているようです。
錆びまくった包丁を持ってこられたらどうしようかと思っていましたが、これなら難なく研げそうです。
(ちょっと刃こぼれありますが。)
さて、研ぎますか♪
▼柳葉から研いでみました。
軽く研いでみました。
一度錆びさせたのか、虫食いが刃先にあります。
それをキレイにするのは時間がかかりすぎるので放置。
▼裏押し
こんなもんかな〜?
▼完成♪
柳葉も出刃も切先に難ありですが、持ってきたときよりも随分キレイでよく切れるようになりました。
包丁を研いでいると、とある包丁が欲しくなりました。
本日土用の丑の日。
▼今まではうなぎを釣ったら特大のカッターナイフで捌いていたのですけど、やっぱりうなぎ裂きを使ってみたい。
うなぎ裂き(うなぎ包丁)にはいくつかの種類があり、江戸裂き、名古屋裂き、京都裂き、大阪裂き、九州裂きなど。
僕は関西の人間ですけど、関西で一般的な腹開きにせず、背開きにするのが得手がいいので、江戸裂きを買うとします。
▼それにしても、去年釣った鰻はうまかったな〜♪
炭火で焼くと絶品でした〜♪
▼自家製のつや姫の上に乗っけて山椒たっぷり♪
そろそろ今年も釣りに行かないとね。
ということで、青鋼二号のうなぎ裂きを名前入りで注文しました。
でも、多忙らしく届くのは10月とか・・・
そうなると使うのは来年?
今年使いたいな〜〜?というわけで、サイズ違いの青鋼二号の江戸裂きをもう一丁買うことにしました。
10月に届くのは刃渡り18cmで、追加で買うのは16.5cm
うなぎ裂きというよりもドジョウ裂きに近い刃渡り?
▼メルカリで新品を買いました。
なんかかっちょええ〜〜♪
めちゃ切れそう!
▼青紙二号でこの価格は破格の安値!
おそらく通常の半額以下でしょう。
鍛冶屋さんが訳あり品をメルカリで売ってるのかな?
素人が見ても全く気づかないちょっとした難?そんなものがあるのかな?
なので、銘を彫っていないのかな?
ま、僕のような素人にはちょうどいいかも。
そろそろ煮上がった大豆が冷める頃かな?
午前中で仕込み終えて昼からはお仕事に勤しみましょうか♪