田植えから3週間経った自然栽培つや姫の田んぼです。
3週間経っても水の濁りが消えません。
それはカブトエビが繁殖・・・いや、異常発生しているからです。
なぜ、カブトエビが異常発生したのだろうか?
それは秋起こしも寒起こしもしていないから、カブトエビの卵が寒気に晒されなかったから?
というのもあるけど、異常なまでの暖冬だったから?
あと、ユスリカの幼虫も大繁殖しています。
▼田植え1週間目の1回目のチェーン除草で抜けてしまった稲もありますが、気にしないでおきます。
そろそろ葉の色が濃くなってきました。
肥料は何にも入れていませんが、地力窒素や、田植え寸前まで生やし続けた雑草が肥料。
水が濁ってて草が生えているのかどうなのか?よくわからないので圃場のいろんなところを確認します。
水が澄んできたら雑草だらけだった!!と、いう経験はなんどもしていますから。
▼初期の除草には自分で改良を加えた八反どり(田摺り)というアイテムを使います。
先端部を細くして細かい株間も除草できるようにしています。
▼こんな鍵爪がいくつもついています。
これで土の表層1cm程度だけを削り、雑草を抜いたり削ったりできます。
▼草は全く浮いてきません。
そして、表層のトロトロ層の分厚さときたら・・・
▼それにしてもガスによる「沸き」がすごい!
田植え寸前の田起こし後に即代掻きしたからこうなるのでしょうけど、これもトロトロ層と関係あるのかな?
「ガスが湧く〜対流が起こる〜細かい粒子が舞い上がる〜トロトロ層の形成?」
▼この一条はほとんど稲が植わっていません。^^;
そこにポツンと1本植えの稲があります。
開帳型に分蘖を始め、真ん中の葉がスーッと伸びてきています。
への字型の稲作ではこういう時に肥料を入れると良いとされています。
このマインマグNは苦土で食味アップ、ケイ酸で病気や倒伏に強く、鉄分で光合成促進。
送料無料なのですごくお買い得。(宣伝じゃないですけど。)
▼ホタルイはカブトエビも食べないのかな?
生えている草はホタルイがほとんど。
▼あと、ヒメミソハギとかも食べないような?
結局圃場全体で顔を出している草はこれだけでした。
八反どりで擦っても浮いてくる草はありません。
たった2時間で8アールの除草を完了しました。
いや、完了というか、草取りする必要がないくらい生えていないというのが正解ですね。