6月13日に田植えをした自然栽培つや姫です。
昨年もそうでしたが、今年は昨年にも増してカブトエビが異常なまでに大発生しました。
水を濁らせると水性植物が生えにくいと言われていますが、カブトエビは草を食べます。
地表に発芽したばかりの雑草はもちろん、土の中で発芽して、地表に出る前の雑草の芽も土に潜って食べてくれます。
▼そのためには深水管理で土(泥)の表面をトロトロにしておかないといけません。
今年はいろんなヒントというか、
ほぼ確信できるカブトエビ増殖のコツを結構つかみましたので、これからに役立てそうです。
産卵を終えて死んでしまったようです。
亡骸も見当たりません。
おそらく土の中に潜って産卵したように感じます。
ということは、それは稲の養分にもなってくれます。
何よりも、この圃場の草のない状態はすごい!
田植え1週間目にチェーン除草を1回。2週間目に手取りの除草を1回しただけです。
▼それもこれくらいしか生えていませんでした。
自然栽培とはなんなのか・・・
肥料を与えず、その圃場にある養分や地力窒素で育てることなのか?
しかし、カブトエビに除草してもらってカブトエビが稲の生育のための養分になる。
これこそがもっとも効果的な自然栽培だと思うのです。
必死こいて草退治していた数年前が嘘のよう。
▼ということでタイミングよくミネラル肥料を与えたいと思います。
この日ミネラル肥料は今まで元肥としてあげていましたが、
今年は追肥?としてあげてみようと思います。
それは、このマインマグに含まれる水溶性ケイ酸をもっと効率的に稲が吸収してくれるようにとの考えです。
田んぼがカチカチになるまで干さず、ある程度の硬さになり、人が歩ける程度になれば施肥。
その時には田んぼに水がありません。
で、そこから雨の力で水溶性のケイ酸をとかしてもらい、圃場全体に行き渡らせる目論見です。
▼ケイ酸以外の成分も含まれています。
お米を美味しくしてくれる苦土はク溶性。
雨や潅水でで流れません。
▼散布完了。
水があるとわかりにくい施肥ですけど、水がないと施肥したところがわかりやすくてムラができにくいです。
▼コナギとか、今になって本当にわずかながら生えてきています。
けど、これはゆくゆくは軽く手取りするだけでいいかと思います。
カブトエビがいてくれるだけで地獄の苦悟りから解放されてぼちぼち釣りにも行けて本当に幸せです。
問題は、どうしたらカブトエビが増えるのか?よりも、なぜカブトエビがいなくなるの?
だと感じます。