2019-米米交換その1「いそりんさんのコシヒカリ」 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。

今年も待ちに待った米米交換の季節がやってきました♪

米米交換とは無農薬で必死こいて育てた血(?)と汗の結晶のお互いのお米を交換し合う収穫祭です。

これを始めてかれこれ8年くらいになりますでしょうか?

お米以外にもごはんのお友などを一緒に交換し合っています。

 

今年の最初の米米交換は関東にお住まいのいそりんさんの無農薬無肥料の自然栽培コシヒカリです。


▼宝箱を開けるとお米の他に海産物や美味しんぼの料理本が入っています。



本は食べられませんが、本の中にあるレシピで料理を作ってコシヒカリのお供にしたいと思います。

それ以外にもお届けいただいたものを自分なりに惣菜を作ってみます。

 

 

▼2kgもお届けくださいました。

 

お米2kgというと、少しのように思われるでしょうが、無肥料で育てた場合、通常の栽培と違って収穫量も減ります。

そんな中から2kgも・・・

私も今年は収穫量が平年の1/3に落ち込みましたので、今年は8合(1.2kg)しかお届けできませんでした。

それなのに申し訳ないです!!!m(_ _)m

ではでは、早速炊いてみるとします。

炊飯器が壊れ、常に土鍋炊飯に変わってから早や2年半。

毎日炊いているとさすがにコツを覚えてきます。

 

そして、炊飯土鍋も5つに増えました。

土鍋によっても炊き上がりが全然違うのです。

 

そして、ご飯の味をさらに大きく変えるアイテムがあります。

 

 

▼それはガスコンロ

 

ちょっと前までは炎が外に向かって出る「外炎式」でしたが、今回買ったのは「内炎式」です。

炎が内向きに出るので熱効率がすごくいいです。

 

同じ火力で炊飯しても沸騰までの時間がとても短いです。

 

ごはんは沸騰するまでの時間を長くかければベッチャリした感じになり、短いとしっかりした感じになります。

 

デンプンのα化とかβ化によるものだそうです。

 

今回は4分40秒ほどで沸騰しました。

 

それから蛍火にして合計15分の炊飯時間。

 

蒸らしも15分蒸らしました。
 

時間が来たので蓋を開けます。
 

 

▼部屋中に新米のえもいわれぬ香りが立ち込めます。



とても美味しそうに炊き上がりました。^^

ツヤツヤの銀シャリです。


▼お気に入りの「極みしゃもじ」でシャリ切りします。


このしゃもじはごはん粒を潰すことなく、くっつくことなくキレイにご飯を切れます。

他の料理も準備が整い、いよいよいただく時が来ました♪


▼新米イソヒカリ定食の完成です♪



お届けいただいたお米と食材を使い、味噌汁は私が2年前に仕込んだ自家製自然栽培素材の手前味噌です。

 

▼おかず其の1

 

三浦半島のひじきです。

ひじきには芽ひじきと長ひじきがありますが、これは長ひじき。

 

これを水に戻して少量のごま油で炒め、鰹出汁と醤油・みりんで佃煮風にしました。

そこに味のアクセントとして自家製の梅酢でつけた5年もののしその実と、

JAS有機栽培の紀州南高梅のしそ漬け梅をちぎって軽く混ぜ合わせて完成です。



▼あ、白胡麻も混ぜています。

 

海藻類と梅干しはよく合います。
 

 

▼いただきます!

 

さて!イソヒカリの今年の味は♪^^

ぱくり!

新米!サイコ〜!

いつもササシグレやキヌヒカリなどをいただいているのですけど、コシヒカリは年に1度か2度鹿食べませんが、

日本を代表するお米の品種ですね。^^

梅ひじきも見た目は質素ですが、新米といただくとこの味の広がり!
 

とてもよく合います。

 

生きててよかった!日本人でよかった!ありきたりな表現ですが、本当にそう思います。


▼お次は美味しんぼの料理本に載っている料理から。



北大路魯山人が食べていたという「魯山人のごはん」。

この料理は以前にも作ったことがあり、シンプルですがとても強烈な印象の残るご飯でしたので再チャレンジ。


▼ただ、昆布を切るのが難しく、とても時間がかかるのです。


これは以前に作った「魯山人のごはん」です。

昆布が少し太くなってしまいました・・・

美味しいんですけど、今回は利尻ではなく、もっと手軽に「がごめ昆布」を細くおろしたものを使うとします。


▼できました♪

 

濃いかつお節の出汁の香りがたまりません。

鰹出汁をぬるま湯程度に冷ましてから昆布にかけてしばらく放置。

出汁を吸ったら一気にかき混ぜ、鰹出汁を追加してまた混ぜる。

レシピにはない柚子の皮(冷凍)も添えてみました。

さらに、美味しんぼでは醤油で味を整えるように書かれていますが、今回は醤油なしで。

その方が新米の味がより引き立つと思います。


▼食べる直前にさらにかき混ぜて粘りを出してから頂きます。


こういったネバネバ系のもので新米をいただく時は、

ご飯の味と食感を損なわない食べ方として自分なりのこだわりがあります。

それはご飯に乗せても絶対にかき混ぜないことです。

乗せてご飯と一緒にかき込むようにして食べます。

 

せっかくの新米、何かでコーティングしてしまうと食感も味も台無しですから。

これも間違いない美味しさです!

 


▼お味噌汁も美味しくできました。


具はありあわせの麩と生椎茸。

出汁は昆布とかつお節でとりました。


▼さて、メインディッシュのサンマの開きです。



これが焼き上がった時は脂が泡だつ感じで溢れていました。

美味しくないわけがありません!


▼どうして、こんなにサンマって新米に合うのでしょう!


なんというのでしょうか・・・やはり、同じ旬の食材だから?

そして、いそりんさんのコシヒカリは毎年のように美味しさを増しています。

今年もとても素晴らしい出来栄えだと思います。

本当にごちそうさまでした。m(_ _)m


▼お米や食材の他になんと!琉球泡盛のグースまで送っていただきました♪

 

わ〜〜!高そ〜〜〜!!

こちらは本当に質素なものしかお届けしていないのに・・・恐縮します。


▼原材料も米麹のみ。


タイ米が原料なんですね。

沖縄だから本物の泡盛はタイ米で作るのでしょうか?

 

▼チビのどぐろの干物が激安特価の5尾200円で売られていたので酒の肴に買ってきて晩酌♪



あまりにもいい口当たりの泡盛なので、チビチビ大切にいただこうとしたのですが、たった2日で空になってしまいました。




いそりんさんと私は偶然同じ2011年から無農薬稲作を始めました。

今年で9年目になるのですけど、いそりんさんが作られている田んぼは地主さんが売却したため、

次の田んぼが見つからないと来年は稲作できなくなるかもしれません。

これが最後の米米交換になるかもしれない・・・そんな思いで料理し、炊飯し、ありがたく新米コシヒカリを頂きました。

感謝いたします。



次の田んぼが早く見つかりますように。m(_ _)m