5月22日にササシグレを田植えしてから25日経ちました。
15年間稲作していなくって、それから地主の身内の方が10年近く管理してて・・・
と言っても、圃場のほんのわずかの面積を無農薬で輪作して言いました。
作付けをやめてから5年以上、草が生えたら草を刈り、そして耕運する・・・の繰り返し。
雑草が養分となり、昨年の秋から育て始めたヘアリーベッチの養分も加算され、無肥料でも稲の倒伏も心配されます。
いつもは草が生えて反収は4俵から6俵。
でも、草が生えなければ反収8俵は収穫できそうです。
▼田植えから5日後にチェーン除草機をかけました。
入水から1週間。
そろそろ草は生えてきていると思うのですが、草は全然生えていません。
▼初めて作ったチェーン除草機はこんな感じ。
これは雪国のタイヤチェーンをイメージして作りました。
チェーンの路面への食いつきをよくするには縦よりも横?と、思ったからです。
その分、田んぼの表土に食いつき、表土を掻いてくれますから。
撫でるよりも掻く!・・・かな?と思ったのです。
その後、5日してまたチェーン除草をしました。
▼この頃になると発酵を始めたヘアリーベッチがガスを出し始めました。
ガスが湧くと稲に悪影響を及ぼすという人もいますが、
親しく、信頼のおけるベテラン農家でJA勤務の営農指導員さんによれば、ガスの種類に依るのだそうです。
メタンガスさえ湧かなければ大した影響は出ないとのこと。
▼そして、やはり草は生えていないようで浮いてきません。
平均水深15cm近いし、畦波を設置して漏水対策をほぼ完璧にしているのでノビエも生えていません。
今年に限り草取りに於いて楽ができそうです♪
いつもは死にかかって草退治しているのですが・・・
▼ただ、この人はやっぱりいました。
キシュウスズメノヒエという紀州人としては全然嬉しくないネーミングの強害雑草です。
とはいえ、徹底した深水管理で田んぼの表土もとろとろです。
その効果で、スルッと抜けます。
今年は初期除草をしっかりしておけば釣りにいけそうです。^^
▼今ではこんな感じ。
これは今年は反収何俵取れるかな?
そして、今までよりも自然栽培米の販売価格を下げられそうです。
無農薬のお米を本当に必要としている人は常食しないといけません。
でも、米を作っている人も設備投資したり、地獄のような労力がかかったりして安くは販売できないので・・・
どうしても高価になります。
今年はこの状態ならば、さほど草取りで苦労をしなくても済むかもしれません。
体に障害のある方や、ご家族の健康を願っている方々に今まで以上に安くご提供できそうです。
今後とも大した問題が起きずにできる限り安く販売できますように。
雑草以外の一番の問題はスーパー台風ですね・・・
台風はもう発生しないでもらいたい。