昨秋の長雨で畝立てできずに植えそびれた種芋。
品種はデストロイヤー(グランド・ペチカ)ですが、もう面影がありません。
室内で箱の蓋を開けていたので蛍光灯のわずかな紫外線を吸収し干からびつつも芽は徒長せずにしっかりしています。
ということでコレを植え付けてみます。
ジャガイモは芽欠きした葉柄を再び土に差し込むと場合によっては普通に芋が付きます。
なのでこれでも大丈夫でしょう。
それにしてもタラバガニかヤドカリみたいな姿しています。
▼毎年育てているメークインもかなり安くなっていました。
お得感満載のこの価格♪
2kgだけ買いました。
▼肥料は使用せずに栽培します。
これは天然腐食資材です。
窒素もリン酸もカリウムも含まれていないので無肥料栽培になります。
ジャガイモは肥料が収穫時期まで土壌に残っていると完熟せず美味しくない芋が出来ます。
そして無肥料だと収穫量は少ないもののすっきりした味わいで比較的腐りにくい芋が出来ます。
この資材を使うと根の張りがよくなるそうですので無肥料でも自力で地力窒素を吸収してくれるのを期待します。
▼畝立て開始
今はなきシバウラってメーカーの一輪管理機モノ楽くん。
もう30年以上も前の農機です。
トラクターの培土器である程度の畝型をつけておき、
仕上げは一輪管理機で土揚げローターでさらに土を揚げて高畝にします。
さて、植え付け開始です。
▼買ってきた種芋もこんな感じ。
デストロイヤーがヤドカリならこのメークインはクモみたいです。
軟弱な芽は植え付け前に欠きとったほうがいいのですが、もうほとんどの芽が出ていますのでこのまま植え付けてみます。
最初は50cmくらいにしていたのですが、畝が余ったので40cmくらいに変更しました。
種芋は切らずにそのまま使用することにします。
▼今年は栽培圃場を変更しました。
10年以上無農薬を通してきた圃場は道路に面してて便利なのですが、
昨年マンションが近くにできて交通量が増えてきたので寂れた地域の畑に変更です。
私は潔癖症でもなんでもないのですが、安全性はとても重視しています。
畝の上に種芋を並べたら覆土開始。
▼トンボを使ってかき揚げます。
覆土の量ですが、今までは10〜15cmにしていましたが、
あまり深く植えると大雨で畝間に水がたまると種芋も水に浸かってしまいます。
ポリマルチを使うジャガイモ栽培にはいろんな方法があります。
中には畝の上に芋を並べて覆土せずにマルチングする方法もあり、それでも立派な美味しい芋ができるそうです。
ジャガイモは種芋の上に主に出来ます。
しかし、覆土しないと種芋の横にしかできません。
結果、収穫もとても楽チン。
問題は日光による緑化ですが、それもさほど問題ないようです。
ということでわずかに覆土します。
理由はもうすでに徒長した芽が出ているので覆土せずに黒マルチをかけるとこのところの高温で芽が焼けそうだからです。
▼雨よけ&地温上昇のための黒マルチを張って作業完了です。
収穫が終わったらここに大豆を植えます。
今年の夏野菜の栽培のメインは大豆です。
昨年は散々な大豆栽培でしたので今年は成功させたいです。
トマトにナスにきゅうりにマクワウリとオクラを育ててみます。
稲の草退治に追われるので今年は全畝マルチを使って栽培します。