ポット稲苗の欠点と長所 | 自然派で行こう♪

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今年は実験的にポットの水稲苗も田んぼに植えています。

基本は従来通りのマット苗ですが、野菜の育苗に使われるプラグトレイを使用しての育苗でした。

 

ポットで育苗するととてもガッシリした苗に育ち、それを田んぼの一角に植えつけました。

 

 

▼植え付け後の生育の差は歴然。

 

ポット苗は1本植えで、マット苗は概ね1〜3本植えです。

 

植え付け後の活着が早く、生育もすこぶるよかったのですが・・・

 

 

▼なんと!ポット育苗のササシグレはもう出穂を終え、花が咲いています。

 

5月10日の田植えでしたので、65日で稲穂が出揃ったことになります。

 

無肥料栽培であったり、痩せた田んぼに植え付けると出穂は早くなりますが、

 

マット苗はまだ出穂していません。

 

健康でガッシリした苗であればあるほど、痩せた土では出穂は早くなるようです。

 

 

▼これは同じポット苗を使ってのタライ苗実験。

 

最初は無肥料でスタートし、出穂60日くらい前に硫安と過リン酸石灰を与えました。

 

 

▼今ではこんなになりました。

 

真ん中がポット苗で、両端がマット苗です。

 

どちらも出穂の兆しはまだありません。

 

茎数もすごく増えました。

 

真ん中のポット苗のササシグレがすごすぎるので、両端が細く見えますが、それでも40本はあります。

 

 

▼ポット苗は70本ほどに増えてます。

 

浮かべていた浮き草のアゾラクリスタータも中干しとともに枯れて稲の養分になってくれると思います。

 

結果的に自然栽培でポット苗を有効に活用するならば、土作りはとても大事だということ。

 

肥料を入れないのであれば冬の間の緑肥栽培は必須なのだと感じます。

 

ポットの苗は施肥栽培に向いているということなのでしょうか?

 

来年への課題がまた1つ増えてしまいました。