毎年、大豆を栽培するときは摘芯・土寄せをしています。
なぜなら「摘芯すると豆がよくできる」と言われているからです。
近所の農家さんがおっしゃるには「摘芯と一緒に土寄せするとさらに良くできるよ。」との事。
だからそれを鵜呑みにして今までやってきましたが、本当に土寄せは効果があるのだろうか?
株元から不定根が出て養分を吸収する?
できる事ならば土寄せはしたくない。
それは折角の不耕起の畑を不耕起では無くしてしまうからではなく、単にめんどくさいから。
田んぼの草取りに忙しい時期に余計な時間はかけたくありません。
▼摘芯・土寄せ完了したのは真夏。
田んぼの畦に豆を植えると畦が締まり、豆も良くできると言われています。
じゃ、土寄せなんかしなくても良いのではないか?
▼本日、土寄せをした株を抜いてみました。
いつもは剪定鋏で根元からちょん切っているのですけど、今回は根っこを見たい。
あれれ?土寄せしても不定根なんて出ていないじゃないか?
ん?よく見てみると・・・
▼わずかに不定根が出ています。
しかし、土寄せした部分の地表近くにわずかに生えているだけでした。
植物によって根の張り方に違いがありますが、大豆はどうやら直根以外は地表近くに根を張る性質?
この写真を見る限りでは、土寄せするにしても1cmそこそこで良いという結果になります。
それは土寄せ部分の地表1cmくらいしか根が生えていませんから。
大豆の毛細根は土の深いところが苦手なのかな?だとすると、土寄せの意味がないような?
過剰な土寄せは倒伏防止の役には立つかもしれませんが、発根促進にはつながらないようです。