手前味噌を作るために大豆を育てています。
大豆の名前は「小糸在来」といいますが、これは鳴門金時や暮坪蕪とおなじく、商標名。
正式な名前ではないのですが、わかりやすいので小糸在来大豆と書いています。
さて、この大豆には色が2種類あり、緑色の大豆と白の大豆。
どちらが本当の小糸在来大豆なんだろうか?
と思って、小糸在来のホームページを見てみたらそこでも緑と白が入り混じっていました。
でも、小糸在来の定義では緑色で白目の大豆だということです。
じゃ、なぜこんなことになってしまったのだろうか?
ということで、確信を得るために実験してみるとします。
豆の色も緑と白ですが、花の色も赤と白があるということ。
もしかしたら、花の色によって豆の色が違ってくるのかもしれません。
▼花が咲いた頃にタグをつけておきました。
すべての株につけたわけではなく、赤花、白花、それぞれ2株ずつ無作為に選んでつけました。
▼白い花にはどっちの色の豆ができるんだろうか?
花の色が白だから、豆の色も白だろうか?
▼そろそろ収穫できる株もあるので実験結果を見てみるとします。
まだまだ青々している鞘もあります。
悪天候のせい?カタツムリ被害のせい?
今年の生育は見事なまでのバラツキです。
ネットをはぐってみると・・・
▼あ・・・もう爆ぜているヽ(;´Д`)ノ
この株はほとんど落ちてしまっていました。
でも、ギリギリセーフで鞘にしがみついている大豆もあります。
豆の色は緑。
▼花の色は・・・
白でした。
赤い花に白い豆ができていれば私の憶測、推測は大当たりです。
▼やはり。
自分が感じた疑問を実際に確証できたときは本当に気持ち良いです。
こういうの、本にだって載っていませんからね。
小糸在来の定義は「緑色で白目の大豆」と「白い花」も個人的に追加しておきます。
▼並べてみると・・・
明らかに違う色。
来年度から小糸在来大豆を育てる場合は緑の種だけを育てるとします。