稲作も終わり、初回のお届けも概ね完了。
白米はもちろん、玄米も鮮度が落ちると美味しくありません。
鮮度を保つには保冷庫に入れるのが一般的ですが、理論的にはお米を休眠させるのが一番。
それには酸素のない状態でお米を保存することです。
今まではネルパックという袋を使っていましたが、30kg袋をいちいち入れ替えるのが面倒。
▼今年から玄米キーパーという袋を使って保存することにします。
30kgの米袋がすっぽり入り、吸引バルブから掃除機で空気を抜いて保存するというもの。
確かに真空に近い状態になり、水分の蒸散も防げますが、やっぱり不完全。
▼脱酸素剤のエージレスを併用します。
これで来年の夏になっても美味しいお米がいただけます。
ただ、大量に保存する場合はかなり割高になりますし、
脱酸素保存したものの、すぐに開封しないといけない場合はちょっと不経済。
▼そこで代用するのはこのパッケージのダイソーの毛布圧縮袋
サイズが玄米キーパーとほぼ同じで30kgの米袋がすっぽり入ります。
根本的な違いは袋の素材や厚み。そしてバルブの構造。
さらに時として不良品があり、バルブが壊れているものや袋に穴が空いているものもあります。
でも、そんなに長期間の保管する予定がない場合はこれで十分。
脱酸素剤「エージレス」の代用品として使い捨てカイロを幾つか放り込んでおきます。
使い捨てカイロは発熱する際に酸素を必要としますので真空パックした袋の中は無酸素状態になります。
▼バルブの違いはこんな感じ。
玄米キーパーは蓋をするだけ。
▼毛布圧縮袋は回すタイプ
回しすぎて壊したことが何度かあります。
でも、安いので少々問題があってもいいかな。
▼パック完了
なんとか袋が破れることなく処理できたようです。
運ぶ時に破れないように気をつけながら収納場所に運びます。
▼10kg単位でのお届けの玄米は10kgに分けて脱酸素処理します。
できる限り美味しいお米を食べていただきたいですからね。
なんでもいいわ・・・な、感覚でお米を売りたくはありません。
▼北向けの押入れにぎゅーぎゅーに詰め込みました。
でも、ちょっと取り出すのが面倒です。^^;
▼間も無く出荷予定の玄米は縦置きにして取り出しやすいようにしておきました。
お客様のお手元に美味しいままお米が届きますように。
と、米農家でもなんでもない私ですらそう思ってしまいます。
誰にも負けないくらい頑張って育てたお米ですからね。