倒れない稲は突然変異の強い稲? | 自然派で行こう♪

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収穫目前なのに台風で倒れてしまったササシグレです。

ササシグレはササニシキの片親で、米アレルギーの人でも食べることができ、アトピーも発症しないとのこと。

 

私は3年前までササニシキを育てていましたが、ササシグレ普及会に加入させていただきササシグレを栽培させていただいています。

 

ササシグレは自分が育てたササニシキと比較すると確かに食味が上。

 

さらにアミロースが高めなのにササニシキには無いモチモチ感もある。

 

昔は宮城県の水田面積の半数で栽培されていたようですが、今では栽培する人はほとんどい無いようです。

 

なぜ栽培する人が減ったかというと、冷害に弱くイモチ病に弱く、倒伏しやすいのが原因らしいです。

 

やっぱり、せっかく栽培しても最悪の場合、収穫に至らなければ栽培者も減ります。

 

でも、私にはとても魅力的な品種で今ではササシグレだけを栽培しています。

 

しかし、台風で思いっきり倒れてしまいました。

 

幸い、湾曲倒伏の部類に入る倒伏状態で、雨が乾くと稲が少し起き上がりました。

 

しかし・・・

 

 

▼倒れていない稲も何株かあります。

 

なぜ倒れないのでしょう?

 

考えられる原因は3つあると思うのです。

 

1.周囲の稲が先に倒れてしまったので、その稲たちに支えられて倒れずにいる。

 

2.根の張りが良く、茎が強い個体だった。

 

3.播種の時、うっかり異種混入してしまった別の品種?

 

伊勢湾台風でもこのように倒れなかったコシヒカリをイセヒカリと命名して栽培されています。

 

コシヒカリはアミロース低め。しかしイセヒカリは高アミロース米だとか・・・

 

そんなことが実際に起こりうるのだろうか?

 

倒れにくい個体と言うのはあり得ますが・・・米の成分まで変わるとは・・・

 

でも、実際にそういった事が起きるならばお米ってすごく面白い。