7月1日にサツマイモの苗を植えました。
苗は一昨年に収穫したベニハルカを春に植えて苗を育てていました。
なかなか苗が育たず、植え付けもかなり遅くなりました。
でも、毎年遅く植えたサツマイモでもちゃんとイモになっているので大丈夫でしょう。
▼植えた時はこんな感じ。
植えた2日後に雨が降り、それ以降は本当に雨が降りませんでした。
でも、なんとか活着してくれました。
▼そして8月末
草にまみれて育つサツマイモ・・・
収穫する時に苦労するのは必至です。
▼9月1日に草退治しました。
やっぱり草がないと気持ちいい!
草が生えている方が自然かもしれないけど、草がない方が気持ちいい。
草を適度に伸ばして栽培するのは草の管理にとんでもなく苦労します。
草を生やしながら栽培するというのは楽な栽培なように思えます。
しかし、きっちり草を管理しながら栽培するのはとても苦労します。
▼それから半月たち、サツマイモもぐんぐん大きく育ち始めました。
やっぱり草が生えているとサツマイモも育ちが悪いですね。
でも、相変わらず、畝以外は草まみれ・・・
▼病気は見かけませんが、虫に食われています・・・
問題はイモが虫に食べられていないかどうかです。
▼左が苗を植えたサツマイモのツル。右側が種芋から伸びたツル。
不思議な事に種芋から伸びたツルの方はまったくと言っていいほど虫に食われていません。
やっぱり種芋から栄養が送られてくるから活力が違うんでしょうね。
どんな野菜にでも言える事かもですが、生命力にあふれていると虫にもやられにくいようです。
▼ところでここ数年の疑問が「ツル返し」をすべき場合としなくてもいい場合。
ツル返しとはイモのツルの途中から生える不定根にイモがつき始め、栄養が分散して大きなイモが出来なくなるのを防ぐため。
恥ずかしながら7年前まではツルを返す事なんか知りませんでした。
教わったのは埼玉のサツマイモ農家のブロガーさん。
その方のお話ではツル返しをしなくてはいけない品種としなくてもいい品種があるようです。
確かにツルを返し始めてからそれなりに大きなイモができるようになりました。
それどころか、でかくなりすぎて困る場合もかなりある・・・
しかし、サツマイモって小さめの方が甘いんですけど、どうして大きくしたがるんだろう?
適度に小さ目のイモがたくさんある方が個人的には嬉しい。
ちびっ子達は大きなイモの方が掘るときには大喜び。
土によって、収穫したいイモの大きさによって、品種によって様々なのかな?
もともと、ツル返しって澱粉用のイモを大きく育てるためのテクニックだったとか?
ちなみに「サツマイモ農家はツル返しなんかしない!」という農家さんもいます。
さて、今回のように7月植えではイモの蔓が繁茂し始める頃には気温が低くなる。
その状況で光合成して出来た養分は主にイモに送られるとか?
それに対し、5月とかに植え付けるとツルが伸びる頃には気温が高く、気温が高いと光合成で出来た養分はツルの成長点に運ばれるそう。
なのでツルが伸びすぎなければツル返しをする必要性も無くなる。
あれれ?じゃ、サツマイモを早く植え付ける意味はどこにあるのだろうか?
植えた苗から苗を採る場合以外はあまり利点がないような気がします。
農家さんなら早く収穫して焼き芋シーズンまで熟成させて甘くしておきたいから?
あとは「早く苗を売りたい!」という農家さんと苗屋さんの都合でしょうか?
もしくは、ゴールデンウィークを利用してサツマイモを植えたいという方々がいるから?
考えてみれば家庭菜園ではトマトやナスやその他の夏野菜と同じ頃に植え付けるとサツマイモのツルが伸びて邪魔。
しかし、遅くサツマイモを植えるとツルが伸びないし邪魔にならない。
ツルが伸びないのでツル返しをしなくてもすむ。
蔓が伸びなくても一昨年はそこそこ大きなベニハルカが収穫できました。
一番の疑問はツル返しをしなくてもいい品種って具体的に何と何と何?
謎だ・・・一覧表があれば便利ですね。