今年は鷹の爪という品種の唐辛子を育てていました。
唐辛子の総称みたいな感じで「鷹の爪」と呼ばれている感がありますが、鷹の爪とは品種名。
そのほかにも「鷹」という品種が幾つかあり、三鷹、熊鷹、本鷹とかいろいろあるようです。
某スパイスメーカーが販売している「天鷹」とは品種名ではなく天津で栽培されているのでそう呼ばれているようです。
さて、唐辛子を収穫したら乾燥させて保存させないとです。
生のままでも冷凍しておいても鍋の季節には乾燥唐辛子にはない風味を味わえますが、今年は全て乾燥させます。
▼しかし、あいにくの悪天候続き・・・
こんなお天気ではなかなか乾いてくれませんし、下手するとカビてしまいます。
というわけで、カビ退治もできる室内除湿機を使って乾燥させていました。
乾燥開始から1週間。
ようやく概ね乾いたようです。
乾燥中の室内の湿度は50%くらいでした。
▼美しい緋色の唐辛子♩
乾燥大成功です。^^
これを瓶詰めして保存します。
▼収穫時に病気で枯れてしまった唐辛子は乾燥中に枝から全て落ちてしまいました。
それらは拾ってネットに入れて乾かしました。
さて、ここで比較してみましょう♩
この唐辛子は「純粋種の鷹の爪」として食用に販売されていた鷹の爪の種から育てました。
その唐辛子は香りも辛味も上品でもちろん見た目も美しく思わず一眼レフで撮影してしまいました。
▼その画像がこちら♩
肌の滑らかさといい、シワの少なさといい、色艶といい、本当に美しい。
何よりも乾燥させているにもかかわらず、ヘタの部分が緑色のまんま残っています。
赤と緑の補色の対比は本当に美しいですね。
私が乾燥させた鷹の爪はというと・・・
▼う〜〜ん・・・
中には美しい鷹の爪もあるのですけど、ほとんどがこんな感じです。
真っ赤なのはいいですが、シワシワでヘタん部分も緑色ではありません。
ヘタを取って輪切りにすれば変わりはないかもしれません。
しかし、このまま使いたいときは見た目に大きな差があります。
さすが、プロの仕事はすごいですね。^^
違いの原因はどこにあるんだろう?乾燥させるときの湿度?それとも日光の具合?
それとも、栽培方法?収穫時期?
たかが鷹の爪、されど鷹の爪、なんとも奥が深い!
と、思っていましたが、原因はすぐにわかりました。
▼直射日光が当たらなかった部分の唐辛子はヘタも緑のまんま
そういえば、稲わらを保存するときも遮光された倉庫で保管しておくと1年たっても緑色。
次からは完全に遮光した部屋で乾燥機を使って干すとします。