わかりやすい異種混植した田んぼ | 自然派で行こう♪

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ご近所の田んぼを観察していて気がついた事があります。

こちらの方の田んぼは自前のコンバインでお米を収穫されています。

私も稲架にかけて天日干しした後は自前のコンバインで脱穀していますけど、育てる品種は毎年1種類。

同時に2種類の稲を育てた事はありません。

こちらの方は3種類の稲を育てていらっしゃるようです。

コシヒカリと山田錦。


▼山田錦は晩生の品種でコシヒカリはこの地で育てると早生品種になります。


山田錦はゴールデンウイークに田植えしたのにまだ穂もはらんでいません。


▼しかし、もう出穂している稲も混じっています。


山田錦はとて長稈で草丈のある品種だそうですけど、これはすごく標準的なちょっと長稈の稲。

きっと1種類のコンバインで収穫されたからこんなことに・・・

でも、そういう株を稲刈り前に刈り取ればなにも問題はないように感じます。


▼こちらはキヌヒカリともち米を育てている方の田んぼ。


赤いノギのある稲がかなりの密度で混じっています。

こちらも同様に同じ自家用コンバインを使って種もみまで収穫したからこんなことに・・・。

いや、種もみを収穫したからこそわかることですが、毎年種を更新しているとそんなことには全く気づかないと思います。

普通の人が食べるうるち米にもち米が混じっても正直な所問題ないかもです。

もちもち感が増して喜ぶ人は喜ぶかもしれません。

でも健康上、品種にこだわらなければいけなくて、特定の農家さんにお米を注文している人もいます。

私が作っている高アミロース米は米アレルギーやアトピーの人には有用なお米だとされています。

だから作っています。

でも、低アミロース米の究極ともいえるもち米が混じってしまったらその意味がありません。

私はいつかもち米を作ろうと思っていますけど、家にはコンバインが1台しかありません。

この状況を目にすることができて本当に良かったと思います。

極端に違う姿や収穫時期の稲が混じっていればよくわかります。

しかし、同じような稈長・収穫時期の稲が混じっていても私は絶対にわかりません。

私のような健康を考慮した特定の品種にこだわっている個人が稲を育てるなら1品種ですね。

コンバインやハーベスターを2台も置く場所ありませんので。^^;

昔々の足踏み脱穀機はあるのでそれを使ってもいいですけど・・・。




それにしても掃除をしてもここまでモミって混じるものなんですね。