カブトエビの思い出 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。



まだこの地域の私の田植えは終わりません。

皆さんの田んぼはもう稲が大きくなって青々とした田んぼに様変わりしています。

でも、私の田んぼは池の様・・・

もうほぼ植え終えているのですがあと少し残っています。

植えているのに稲が見えないのは1株あたり1本しか植えていないからです。


▼田んぼの水が少なくなってきたので入れるとします。


田んぼの水の中には虫がいっぱいいるのでいつもは濁っているのですが、

水を入れた時だけ水口の付近だけ透明になります。


▼この付近は田植えから8日経っています。


でも、草は全くと言っていいほど生えていません。

デッキブラシで除草しながら植える効果はすごい!


▼さて!今日も少しだけ植えますか~。


本日も夕方2時間だけ田んぼに入って植えました。でも、今日も植え切れませんでした・・・。

あ!何かいる!


▼カブトエビ発見!


カブトエビは「田の草取り虫」とも呼ばれ、発芽したばかりの水草を食べてくれます。

基本的に雑食性なので動物性の餌も食べる様ですが、この田んぼは草が本当に少なく感じます。

それも、カブトエビのおかげでしょうか?



私がカブトエビを初めて見たのは小学5年生の夏。

友人2人とバスに乗って遠く離れた海に行きました。

買ったばかりのフィン(足ひれ)を付けてイルカの様に泳ぐためです。

家の近くに海はあるのですが、学校に通報されると厄介なので人目につかない海に出かけました。

海に到着するとフィンを付けて早速泳ぎましたが、近所の海水浴場と違って外海は潮の流れが早くてびっくり!

でも、フィンをつけているので大丈夫!と思っていましたが、チャチなつくりのフィンだったので1つ外れてしまいました。

片足でなんとかなるかな?と思っていましたが・・・

今度はその片足がコムラ返りを起こしてしまい、片足だけで海流の中を泳ぎ切って命からがら陸に上がりました。

本当に「このまま溺れて死んでしまうのかな?」とか思ってしまいました。

友人たちも泳ぎをやめて海岸からバス停まで歩いている途中で不思議な生き物を田んぼで発見!

田んぼの中にいたのはまるでカブトガニのような小さな生き物です。

「これは!!エビのようなカブトガニ!!カブトエビと名付けよう!」

友人と3人で世紀の大発見だ!とばかりにはしゃぎながら落っこちている空き瓶にカブトエビを集めました。

小さな田んぼでしたが何十匹もカブトエビを捕まえていると・・・

バスの時間が過ぎてしまいました。ガクリ

10数キロ離れた家までトボトボ3人で歩いて帰り、家に着いたのはもうすっかり夜。

当然家では大目玉・・・カブトエビも死んでいました。

何10年もして自分たちが名付けたはずのカブトエビの本名が「カブトエビ」だと知って本当にびっくりしました。

「名は体を表す」とはよく言ったものです。

今になって気になるのはカブトエビがいたあの田んぼが雑草だらけになっていたら農家さんに申し訳ない事をしたな~って事です。